(英題:Midnight in Paris)
「こういう何の驚きもない映画というのも、
ある意味いいよね。
安心して観ていられる」
----えっ?
これって
主人公が自分の憧れる1920年代のパリに行って、
歴史に名を残す著名な人たち、
ピカソやヘミングウェイなどと会うってお話でしょ。
十分に刺激的な気がするけど…。
「そうかなあ。
いま、フォーンが話したように、
ただそれだけのお話。
さして珍しいものとは思えない。
その行き先が、
おそらく監督のウディ・アレン自身も愛してやまない時代と
その場所を選んだってだけで、
そんなに目新しくもない気がする。
だれだって、そういうことは夢想しているはずだし…」
----確かにそうかもしれないけど、
でもそれを実際に映画化したところが
この映画のスゴイところでは…。
「うん。それはぼくもそうだと思うよ。
逆に言えばこの映画、
シンプルな物語だけに、
その再現に力を注いでいる。
有名人に扮したキャスティングもそうだし、
時代を再現する美術もそう。
ダリに扮したエイリアン・ブロディなんか、
もう笑うしかなかったものね」
----へぇ~っ。エイリアン・ブロディも出ているんだ。
「そう。
この映画は、その特徴の一つとして
おそらくこれまでウディ・アレン映画からは
縁遠かったと思われる人たちが
ずらり顔をそろえてるところ。
主人公の脚本化にはオーウェン・ウィルソン、
その婚約者にはレイチェル・マクアダムス。
しかも、マリヤン・コティヤールなんかまで出てくる。
で、実は、このことが巧く功を奏していて、
この映画、観ている間“ウディ・アレン”ということを
ほとんど忘れさせてくれる」
----それっていいことニャの?
「だと思うけどね。
ほら、身構えなくて済むじゃない。
でも、だからと言って彼らしさがないかと言えばそうでもない。
主人公が過去に行っている間、
現実世界で起こっていること、
これはウディ・アレン映画らしい
女性観が出ている気がしたね。
そうそう、女性と肩を並べて歩く時のロマンチシズムも
久しぶりに映画で味わった気がする。
ただ、一緒に歩くだけでドキドキするという…」
----ニャんか、中二病っぽい?
「(笑)イヤ、それ使い方違うような気がするけど…。
それはともかくとして、
ラストの方で起こる、めくるめく、
と言えば聞こえがいいけど、あわただしい展開。
過去から、さらにそのまた過去へ。
そこではさらに時代を遡った有名人たちが…。
そして彼らが口にするのは?
コメディというのは
元より風刺を伴っていたものだということを
思い起こさせてくれた映画だったね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「パリは雨がいいらしいのニャ」
※男と女は同じ価値観を持つことが大事だ度
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こちらは噂のtwitter。
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※画像はオフィシャル・ギャラリーより。
「こういう何の驚きもない映画というのも、
ある意味いいよね。
安心して観ていられる」
----えっ?
これって
主人公が自分の憧れる1920年代のパリに行って、
歴史に名を残す著名な人たち、
ピカソやヘミングウェイなどと会うってお話でしょ。
十分に刺激的な気がするけど…。
「そうかなあ。
いま、フォーンが話したように、
ただそれだけのお話。
さして珍しいものとは思えない。
その行き先が、
おそらく監督のウディ・アレン自身も愛してやまない時代と
その場所を選んだってだけで、
そんなに目新しくもない気がする。
だれだって、そういうことは夢想しているはずだし…」
----確かにそうかもしれないけど、
でもそれを実際に映画化したところが
この映画のスゴイところでは…。
「うん。それはぼくもそうだと思うよ。
逆に言えばこの映画、
シンプルな物語だけに、
その再現に力を注いでいる。
有名人に扮したキャスティングもそうだし、
時代を再現する美術もそう。
ダリに扮したエイリアン・ブロディなんか、
もう笑うしかなかったものね」
----へぇ~っ。エイリアン・ブロディも出ているんだ。
「そう。
この映画は、その特徴の一つとして
おそらくこれまでウディ・アレン映画からは
縁遠かったと思われる人たちが
ずらり顔をそろえてるところ。
主人公の脚本化にはオーウェン・ウィルソン、
その婚約者にはレイチェル・マクアダムス。
しかも、マリヤン・コティヤールなんかまで出てくる。
で、実は、このことが巧く功を奏していて、
この映画、観ている間“ウディ・アレン”ということを
ほとんど忘れさせてくれる」
----それっていいことニャの?
「だと思うけどね。
ほら、身構えなくて済むじゃない。
でも、だからと言って彼らしさがないかと言えばそうでもない。
主人公が過去に行っている間、
現実世界で起こっていること、
これはウディ・アレン映画らしい
女性観が出ている気がしたね。
そうそう、女性と肩を並べて歩く時のロマンチシズムも
久しぶりに映画で味わった気がする。
ただ、一緒に歩くだけでドキドキするという…」
----ニャんか、中二病っぽい?
「(笑)イヤ、それ使い方違うような気がするけど…。
それはともかくとして、
ラストの方で起こる、めくるめく、
と言えば聞こえがいいけど、あわただしい展開。
過去から、さらにそのまた過去へ。
そこではさらに時代を遡った有名人たちが…。
そして彼らが口にするのは?
コメディというのは
元より風刺を伴っていたものだということを
思い起こさせてくれた映画だったね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「パリは雨がいいらしいのニャ」
※男と女は同じ価値観を持つことが大事だ度
こちらのお花屋さんもよろしく。
こちらは噂のtwitter。
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※画像はオフィシャル・ギャラリーより。
ウディ・アレン監督作品らしいかどうかを判断する材料もないくらい、
あまりたくさんの作品を観てなくてお恥ずかしいんですが^_^;
これは、皮肉や風刺と、過去の人物の個性をシンプルに楽しんで観てました。
そこにはその人がいてほしい、と思う場所にまさに登場する顔ぶれが楽しくて、
その時代らしい美術も素晴らしくて、
もうそれだけでいいよね、っていうか。
そんな楽しみ方をする映画があってもいいなぁと思いました。
ええ、笑いましたよ。余りにも堂々と似ているし、そこまでやるかと。
《マチス》の絵が売れて、また笑いました。
《ロートレック》のシーンは出るぞ出るぞと待ちましたよ。
でもそのうち、何となく食傷気味で、、、、。
アレンの趣味を見せつけられてる気がして、、、。
しかし、素敵ないい夢を観させてもらいました。
出演時間は短いのに輝きはピカイチ。
特にエイドリアン・ブロディのダリは魅力的すぎましたわ。
私もダリのところで、やたらダリダリ言うのも含め笑いました~
成熟した街パリならではの映画でしたね。
えせ教養人では分からない「著名人」たちも出てきて、観ている側の文化人度を試されている気もしました。
それほど深いものは無いけど、狂乱のパリの夢を主人公と観て、気持ちよく映画に浸れました。
途中でなんか江戸落語にありそうな話だなと思って、もしかしたらこれ狐にでも騙されてるってオチなのではとバカな事を考えてしまいました(笑
ぼくはウディ・アレンは
そのシニカルさも含め、
あまり好みではないのですが、
この映画は楽しめマイsた。
もしかしたら、その“毒”が
奥の方に引っ込んでしまっていたからかなとも。
それだけ、アレン自身のこの時代、このパリへの思い入れが強く、
そっちが少し勝っていたのではないかなという気がしました。
そうですか、次第に食傷気味に…。
ぼくは、ランニングタイムが短かったせいか。
気がついたら終わっているという感じで、
しかも最後の方の駆け足的なタイムスリップ。
そこに巧く乗った感じでした。
これだけの役者を集められるということ、
それひとつとっても
ウディ・アレンのスゴさが分かりますよね。
キャスティングってやはり重要だな。
登場人物は、
美術で習った画家が中心で、
それに映画関係、写真関係の人なども交じって、
贅沢な時間を過ごさせていただきました。
でも、ダリにつきますね。(笑)
いい言葉ですね。
なるほど江戸落語ですか…。
そういえば、
『三丁目の夕日』の三浦友和のエピソードみたいな
そんな感じもしました。