ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『ラヴレース』

2013-12-27 19:55:27 | 新作映画
(原題:Lovelace)




「これはちょっとフォーン相手には喋りづらい映画なので、
さらっと、独り言で。
この映画のモデルとなっているリンダ・ラヴレースアマンダ・セイフライド)というのは、
70年代に一世を風靡したポルノ女優の名前。
『ディープ・スロート』という映画が大ヒット。
映画の中で大胆な “秘技”を披露したラヴレースだったが、
その後は一本も出ないまま映画界から姿を消した。
しかし、そのインパクトはあまりにも強く、
この映画にちなんで
ウォーターゲート事件ではワシントン・ポストへ情報提供を行ったとされる人物の名として登場。
さらにはTVシリーズ『X-ファイル』でも同じく情報を提供する内部告発者のコードネームとして使われた。
と、話は横道にそれたが、
今回、映画『ラヴレース』の中で描かれているのは、
そのリンダ・ラヴグレースが著した自伝を基にしたもの。
そこでは彼女がポルノ映画に出ることになった背景が描かれている。
それは今で言うところのドメスティック・バイオレンス。
リンダが信仰深い母(シャロン・ストーン)の支配下で
うんざりしていることを見抜いたチャック(ピーター・サースガード)が、
彼女を家から引き離し、さらにはセックスの快楽を教えていく。
まあ、ここまで聞けば、
どろどろの肉欲ドラマを想定しがちだが、
主演が、いまをときめく『レ・ミゼラブル』のアマンダ・セイフライドということもあり、
そうはならないところがミソ。
じゃあ、だからと言って『エマニエル夫人』のようなファッショナブルな作品かと言えば、
DVが背景に横たわっているだけに、こちらもそうはならない」

----じゃあ、どこニャのよ。
見どころは?
「あらら、フォーン聞いていたの?」
----もう。
フォーンはもう子供じゃニャいの。
それに天国にいるんだから、
全部“尾美としのり
「またまた、だれも知らないような古いギャグを…。
う~ん。この映画の魅力はね、
オールスター・ムービーってことかな?」

----えっ。
他に誰が出ているの?
雑誌『プレイボーイ』の編集者ヒュー・ヘフナーにジェームズ・フランコ
ラヴレースの父親にロバート・パトリック
さらにはクロエ・セヴィニー、ハンク・アザリア、エリック・ロバーツ」

----ほんとだ。
個性派ばかり。
「でも、
その中でもっとも目を引くのは、
やはりピーター・サースガード
『17歳の肖像』のとき同様に、
自分が世間からは遊離していると思い込んでいる若い女の子を手篭めにしちゃう。
彼は、自分の得意とするキャラを手にしたって感じだね」

----あの眠そうな目に女の子はコロリといっちゃうのかな?
えいには、到底できない技。
でも、猫に好かれるから、まあいいか…。
「mmmmm……」


フォーンの一言「もっとどぎついかと思ったいたらしいのニャ」身を乗り出す

※70年代ファッションが懐かしい度

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