ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『かちこみ! ドラゴン・タイガー・ゲート』

2007-03-18 10:56:51 | 新作映画
(原題:龍虎門 Dragon Tiger Gate)

----「天下無敵の<ヤンクアクション>」?
ニャによそれ?
「ほんと。なんなんだろうね(笑)。
これは香港で35年以上愛されている
国民的漫画『龍虎門』の実写映画化ということらしい。
この『龍虎門』というのは
親と生き別れ、行き場をなくした子供たちが最後に流れ着く場所。
ここで生まれ育ったタイガー(ニコラス・ツェー)は
子供の頃に別れた兄ドラゴン(ドニー・イェン)と再会。
龍虎門の門下生志望のターボ(ショーン・ユー)とともに、
アジアの巨大犯罪組織『羅刹門』と戦う---
まあ、こういうお話だね」

----あらら。それだけ?
「いや、もちろん話はもう少し複雑で、
兄のドラゴンが悪の組織・江湖に属していて、
そこの内部抗争があったり、
ボスの引退声明に怒った羅刹門に狙われたり、
龍虎門の師匠が惨殺されて看板を奪われたり、
タイガーとターボが伝説の師匠の元へ修行に行ったり----と、
とにかく目一杯のエピソードが盛り込まれている」

----でもそんなに盛りだくさんで
90分で話まとまるの?
「テンポがいいなんてモノじゃないからね。
噂の<ヤンクアクション>だって目にもとまらぬ早技。
時間が短縮できるってわけ(笑)」

----原作が漫画だと
超絶技が飛び出るわけでしょ?
結局、CGが多くなりそうだけど???
「うん。確かに。
そこに香港お得意のワイヤーワークも絡み、
宙を飛ぶシーンの連続。
まるで宇宙人のサーカスを観ているみたい。
その一方では未来と伝統が混淆したような
街や建物のビジュアルも目を楽しませてくれる。
ハリウッド映画で言えば『ウルトラヴァイオレット』にも似た
劇画タッチだけど、
こちらの方が暗くないし、その開き直りが潔い。
人が激しく柱にぶつかり、
木片、コンクリート片が派手に砕け散るしね」

----予告編では『キル・ビル』に似たシーンが出てくるよね。
「うん。あれはほんの小手調べ。
カメラが真俯瞰から部屋を捉え、
人が入り乱れて戦っている和食料理屋の壁一つ隔てた隣りでは
遥か下を行き交う車が走っていたりとか、
ビジュアルにも凝っている」

----けっこうほめていニャい?
「でも最初のうちは
ドラゴンが龍虎門を去っていた理由などの人物関係や
建物の位置関係が分かりにくかった。
龍虎門かと思ったらそこは海上レストランだった---とかね。
特にドラゴンがタイガーに手加減している理由が
最初よく分からなかった。
第一、ぼくから観たら手加減しているようには見えない(笑)」

----それだけドニー・イェンのアクションがスゴいってことだね。
「うん。
まあ、香港の人にととっては有名なお話で、
“みんなが知っている”が前提になっているんだろうけどね」


       (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「ありゃりゃ、スゴいニャあ」身を乗り出す

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
■ ノルウェーまだ~むさん (えい)
2007-04-20 23:44:10
こんばんは。

<ヤンクアクション>、これ造語すぎますもんね。
もう少し、大きな規模で展開する映画だったら、
普及の可能性があるのでしょうが、
やはりちょっと厳しいかな。
返信する
TBさせていただきました (ノルウェーまだ~む)
2007-04-20 12:02:34
こんにちは~
アクションシーンは、なんだか美しくて見惚れてしまいました。
ヤンクアクションなる言葉はどうも、浸透しそうになさそうですが…
返信する
■migさん (えい)
2007-04-19 12:37:47
こんにちは。

そうなんです。
ニコラス・ツェーを最初観たとき、
なんてカッコいいんだろうって…。
イーキン・チェンも好きと言えば、
好みの方向性が分かってもらえるかも(爆)。

この2人が同じ役をやった
『レジェンド・オブ・ヒーロー/中華英雄』は
もうお腹いっぱいでした(笑)。
返信する
えいさん☆ (mig)
2007-04-19 09:46:23
おはようございます♪

みてきました☆
えいさん、ニコラスツェーお好きだったんですね
わたしはその嫁(妻)になったセシリアチャンの大ファンです

ニコラス、すごく足あがってましたよね、
プロミスの時よりも断然かっこ良かったです☆
この映画、アクションシーンとカメラワークが楽しかった
返信する
■yosiさん (えい)
2007-03-20 23:07:11
こんばんは。

ご紹介、ありがとうございました。
こちらこそ、
今後もよろしくお願いします。


返信する
こんにちは (yosi)
2007-03-20 16:42:03
はじめまして^^

私のニュースサイト
ザッピング!旬な芸能ニュース で
こちらの記事を紹介させて頂きましたので
ご連絡させて頂きました。

紹介記事は
http://blog.livedoor.jp/wankono_te/archives/50049697.html
です。

これからもよろしくお願いいたします^^
返信する
■kazuponさん (えい)
2007-03-19 23:59:40
こんばんは。

香港版DVDご覧になったんですか?
この時代、日本公開より前に
別の方法で観るというのが
もう可能となってきましたよね。

ニコラス・ツェーは
『ジェネックス・コップ』以来のファンなのですが、
正直、ここまで足が上がるとは思っていませんでした(笑)。

そうそう『精武門』との共通性、
興味深く読ませていただきました。
言われてみると確かに『ドラゴン・怒りの鉄拳』ですね。
ただ、こちらは3人もいるところが悲哀さを薄めていました画…。
返信する
かきこみ! (kazupon)
2007-03-19 15:10:18
えいさん、タイトルでつまらんダジャレですいません
^^自分、香港版のDVDで観たのでちょっと
反則なんですけど、TBさせていただきました。
最初このタイトル何かで目にしたとき、この映画
だって判らなかったです・・。
でもテンポ早くて(早すぎる)結構男の子に
ウケそうな映画だなって思いました。
90分だったんですね~
キルビルの影響やマンガ的要素がありながらも
結構面白い映画だと思ってます!
公開されたらちゃんと観に行くつもりです・・
返信する

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