ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『Sad Movie サッド・ムービー』

2006-08-22 23:03:00 | 新作映画
----“悲しい映画”?
なんか、あぜんとするタイトルだね。
究極の“韓流”って感じ。
「タイトルもそうだけど、
このキービジュアルがまたスゴい。
8人のキャストの顔のアップ。
しかもその目はいずれも潤んでいる」

----ふ~ん。つまり、これは群像ドラマということ?
「8人、4つの別れの物語。
それぞれのエピソードの中に、
他のエピソードの登場人物が、
あるときはさりげなく、
あるときは直接的に登場。
『ラブ・アクチュアリー』の“別れ”バージョンと言えば、
少しはイメージが付きやすいかな」

----別れの物語が4つも入っているの?
それはヘビーだね。
「でも、この映画を観て、
“別れ”にもいろいろあると、
改めて感じ入ったね。
一番オーソドックスなのは恋敵の出現による失恋。
でもまだ恋が生まれる前に
相手の旅立ちで別れざるをえないという
泣くに泣けないケースもあれば、
プロポーズを前にした殉死という
運命の悪戯としか思えない別れもある。
さらにこの映画は、それら“恋の別れ”に加えて
病死による母と子の別れも描く。
しかもその4つの“別れ”を
ある雨の一日に凝縮させるんだ」

----ニャるほど。ノリとしては『ラブ・アクチュアリー』だ。
「音楽もポップな曲を多用。
このあたりは従来の“韓流”との差を出そうとしているみたいだった。
でも、いずれにしろクライマックスが“悲劇”なわけだから、
『恋人たちのクリスマス』に乗せて
畳みかけるような高揚感で観る者を至福へと誘った
『ラブ・アクチュアリー』のようなわけにはいかない」

----ふうん。でも俳優は豪華だよね。
「あいかわらずワイルドなチョン・ウソン、
ダメ男の映画が続くチャ・テヒョン。
女性陣はイム・スジョン、ソン・テヨン、シン・ミナ、ヨ・ジング。
この中ではシン・ミナが印象に残るかな。
彼女が演じるのはチョン・ウソン扮する消防士ジヌによって
命を救われた少女スウン。
聴力を失い、顔に火傷を負っていることから
アミューズメントパークで着ぐるみのバイトをしているんだ。
そのスウンから慕われるハンサムな絵描きサンギュに扮したイ・ギウも
なかなかいい味を出していた。
役としてはありふれているんだけど、
まだ手垢がついていない魅力と言うかな。
日本で人気を集めそうな気がするね」


          (byえいwithフォーン)

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2 コメント

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コメントありがとうございました☆ (rikocchin)
2006-11-13 22:29:27
えいさん、こんばんわ☆コメントありがとうございました~

楽天でも大変お世話になっていましたが、今FC2のほうへお引っ越し中です。まだ全然終わりそうにもありません(汗
一応形が整ったらご挨拶に伺おうと思っていながら、いつになっても終わりそうにもありません(笑)ので、コメントいただいたついでで申し訳ありませんが、ご挨拶に参りました。
引っ越しが済むまでは、楽天も平行して更新して行くつもりです。楽天同様新しいブログのほうもよろしくお願いします☆
http://rikocchin.blog50.fc2.com/
そして、こちらのブログのリンクをはらせて頂きたいのですが、よろしいでしょうか?
許可をいただいてからリンクさせていただきます。よろしくお願い致します☆ヽ(o_ _)o
■rikocchinさん (えい)
2006-11-14 10:37:15
こんにちは。

「楽天」のときのテンプレも素敵でしたが、
今回のはまた格別ですね。
部屋を暗くして味わいたくなってしまいます。

ブログのリンク、大歓迎です。
こちらこそ、よろしくお願いします。

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