え~doironの誕生日も終わり、
二月堂の修二会も無事に
終わったようです。
いやあ、めでたいめでたい。
先日から書いているように、
12日にここへ歩き旅を
しましたねえ。もうすこし
その続きを書いていきましょう。
いろんなところを見ながら
doironはやがて二月堂へと
入っていきました。
いろんな人たちが
記念撮影されている横を通って、
ここ2月堂の修二会、
つまりお水取りのメインの
籠松明が行われる
須弥壇の方へと回っていきます。
ここの眺めはいいですねえ。
木々の間に大仏殿の
立派な屋根が見えています。
絵を描き始めたころ、
ここから見た景色を描いたりしましたねえ。
景色はむつかしかったけど、
四国八十八箇所を書いたから、
いまならもう少し立派な
絵が描けるかもしれません。
また機会があれば挑戦してみましょう。
ここでしっかりお祈りをして、
先に進んでいきますと、
おお~ここにお松明の
燃え残りの杉が置かれて
配られています。
杉の燃え残りということで、
火災除けになるそうです。
ああ、家用と公民館用と
だんじり用と友達用に
30本ほどもらって行きましょうか
と思いましたが、
観音様に恥ずかしくない行動で
お持ち帰りくださいと書かれています。
うう~、では家用に
一本もらっていきましょう。
それがこれ。
これを半紙で多い、水引をかけたのがこれ。
火災除けになるかなあ、
火の車除けにもなればいいなあ。
その奥には、講の人たちの
休憩場所のようなところも
ありましたねえ。
立ち入り禁止なので、
外から一枚撮影しておきました。
リュックの人も入っているようですけどね。
長い石の階段を下りてゆきますと、
途中にこんな広場があり、
その奥に松明が置かれているようでしたあ。
いいなあ、あんな写真を撮りたいなあ、
と思っていたら、
その先に何本も置かれていました。
この場所で下に回り込んで
写真を撮ろうとしたら
怒られてしまいましたわい。
「罰当たりめ~」とは言われませんけどね。
「私、日本語わかりません」
といって入ろうかと思いましたが、
やめておきました。
残念。
重し代わりに根もついています。
今夜これらの松明に火がつけられて
須弥壇を駆けまわるんでしょうねえ。
そしてそんなときに、
坊さんがさっきの石の階段を下り、
榊が巻き付けられた
この閼伽井屋に降りてきて
若狭井から水を組むんですね。
なので、ここの修二会が
「お水取り」といわれるんですねえ。
ほかの神社でも修二会は行われていて、
それぞれの特徴に合わせた
名前がついていたりします。
薬師寺のそれは「花会式」で
3月30日から4月5日、
新薬師寺が「おたいまつ」という名で
4月8日に、
また長谷寺のは「だだおし」という名で
2月8日から14日の間で
行われています。
このだだおしというのが、
「お水取り」で行われる松明を
振り回して本堂に突きつけるという
「達陀(だったん)」から
来ているんだそうです。
ほかにも法隆寺などでも行われているし、
宗教心の強い田舎でも
何らかの作法が行われて
いるのかもしれませんね。
坊さんが長い期間、眠ることも
こらえるような状態でお経を唱え、
様々な儀式をやり通していく
「お水取り」。
本当にこれが社会に
どういう効果があるのか
よくわかりません、
ただ1200年以上もの間
変わらずそこに行けば
やっているということが、
まるで海か山に人が行くような
ものじゃないかと、
司馬遼太郎は言ったそうです。
12日というお水取りの
クライマックス直前に
二月堂に行き、観光客の
人々の期待感を少し感じるとともに、
お寺関係者のただならぬ
熱い想いを感じた歩きとなりました。
このあと「来てよかったなあ」と
シカにつぶやきながら、
こんなのも眺めてから
車で帰ったdoironなのでした。
おしまい。
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