今回の四国巡礼バスは、
日程の都合で
なんば発ではなく天王寺の
「てんしば」八時集合で出発する
ツアーを首Dさんがとってくれました。
早朝から出かけます。
恰好は大変で、長靴はいて
ウインドブレーカーを着、
掛け軸はビニール袋に入れ、
バッグをお参り用と宿泊用の
2つを持ち、満員電車で
八時に間に合うように
天王寺に向かいます。
これがねえ、もう大変。
たくさんの荷物が
通勤者たちの隙間をうごめきます。
うむ~、もうこの時点で
お参りが始まっているでは
あ~りませんか。
時間通りに待ち合わせた
首Dさんと席表を見てバスに乗り込むと、
あれっ?空いてます。
1回目のツアーはほぼ満車。
2回目は1台で足りずに
バスが2台出たくらい
だったのですが、
今回は、な、なんと席は
2席に一人で、総勢20名の参加で、
バスはめちゃ楽ちんでした。
台風でキャンセル出たのかなあ。
で、降りしきる雨の中、
バスは予定通りに
スタートとなりました。
今回は高松まで一直線で向かうので、
これまでの淡路島経由ではなく
瀬戸大橋かなあと思ったら、
やはり淡路経由でしたね。
こっちのほうがすいているのかなあ。
今回の客は、男5人にたいして
女性が15人。
女性は高齢者の友達同士、
単身参加が多いようです。
明石海峡大橋を渡り、
ここでトイレ休憩。
あ、この日の先達さんは
初めての男性でした。
淡路島ではまだまだ大雨で、
よしよし長靴を履いてきたのは
大正解だったと思っていたのですが、
四国に入ったころから
雨は小降りになり、
一番最初の昼食に入ったころには
雨も上がっているようでした。
その昼食がこれ。
ふむ~、まあツアーの参加費用を
考えたらこんなものでしょう。
ただ、うどんがつくかと思ったら、
冷たいソーメンだったのには
ちょっとがっかりしましたね。
食事の時には先達さんより、
「食事作法(じきじさほう)」を
教えていただきます。
合掌しながら食事前に偈を唱えます。
「一滴の水にも、天地の恵みを感じ、
一粒の米にも万民の労苦を思い、
ありがたく頂きます」。
ふむふむ、ここまで詣での
決まりごとがあるのですねえ。
いやあ、ありがたいことです。
では、エイに行った時にも
食事作法しましょう。
「一滴のビールにもアルコールの喜びを感じ、
一粒の米にも年金の大切さを思い、
ありがたく頂きます」ってね。
いやあ、罰当たりですかねえ。
食が終わって、店内を眺めていると、
こんな魚が水槽にいました・・・
ナポレオンフィッシュですよねえ。
水族館以外で見るのは
初めてかもしれません。
さあ、それでは今回の最初のお寺である、
第八十二番青峰山根香寺に向かいましょう。
高松には5色台
(紅、黄、青、白、黒の山があることからついた名)
が有り、お寺はその青峰にあるので、
こういう山号となっている。
ふつう「ねごろ」は「根来」と
書くことが多いのですが、
ここは本尊を刻んだ木の香りが高く、
こういう名前(根香)の寺号に
なっているそうです。
ここには昔「牛鬼」という怪物が住み、
村人を襲っていましたが、
或る弓の名人がそれを
射抜いてやっつけ、
その角をいまもお寺に奉納してあり、
いまも牛鬼の絵とともに
納められているそうです。
この寺にはまた、3万体以上の
観世音小像がびっしりと並んでいる
観音堂があります。
じつはお寺を参る前には
このお寺を、参拝後絵にするために
だいたい見どころを決めて
入っていきます。
ここではこの観世音小像を
見どころにしてやってきたわけで、
確かにすごい景色でした。
あまりに小像が多すぎて、
これを絵にかくのは大変だぞ、
なんとかうまくごまかして
描かねばなどと思いながら、
うろうろしていた次第です。
帰宅後、頑張って書いた絵がこれです。
あ、ちょっと名前を入れて
細工してあります。
ネット上ではこれからこうします。
えらいすんません。
四国では自分のお参りのほか、
友達のその時その時の祈願や
後のお絵かきやブログのことを
考えて寺内をしっくり、
そしてきょろきょろ散策する
doironなのでした。
四国詣では続きます。
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ちなみに、コブダイはメスがデカくなると、オスに性転換するのです。ホントです。