ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

山麓リボンの道7 謎の言葉

2015年08月23日 21時19分05秒 | ウォーキング

受験をした頃は、
どこが大学の正門だったかも覚えていないほど
昔のことだ。

多分あの神戸の大震災で道も変わったらしく、
古い地図にはない道があったり、
反対にあるはずの道がなかったりしているのだろう。

もし万一間違えていたとしても、
下ってしまうとまた登りなおしが大変なので、
どうせ間違えるんなら
上へ上へと行けば、
見晴らしもあって分かるかも知れないと思い、
ちょっと道を見失ったけど
さらにガシガシと登ってみることにした。



あとでナビをチェックしてみたら
どうやらこのあたりが、
この日の最高標高地点だったようだ。

道理で、景色がさらによくなったはずだ。



こんな道や、



神戸薬科大学のあるこんな道を通ったあとは、



もはや道標のどの字も見かけないほど、
道を間違えてしまっていた。

川などを目印に下りてきたところで、
これはちょっと見失いすぎだろう
と思い、年配の人に訊いてみることにした。

若い人に訊いても、
学生だったらよくわからないだろうからね。

結局、聞いたのは80歳台くらいの女性だった。

さすがに山手の上品な高齢者ですねえ。
とても親切に教えてくれようとするのですが、
結局、謎の言葉を残して
説明が終わってしまったのだ。

その謎の言葉とは・・・

「26の曲がり角を右に曲がって橋を渡るのよ」

だった。

むむむ、これはどういう意味なのか。
「26」というのはお店か交差点の名前なんだろうか。
それとも、交差点を26も越えなければならないのか。
あるいは26歳のお姉さんがいたら
そこを曲がるのか?
だってお肌の曲がり角年齢やもん。

いずれにしてもキーワードは「26」。

この謎の数値の正体は一体何なのか。

それ以上聞いても、成果なさそうだし、
まあ、行けばわかるかと思い、
丁重にお礼を言って、
その場を後にしたdoironなのであった。

まあ大体の方角はわかったから
そっち方面に向かっていくと、



ありました。



ようやく道標と再会した。

この時に横を流れていたのが

「六甲川」。



謎の言葉のうちの「橋を渡るのよ」
というのはどうやらこの小さな橋のことらしい。



結局「26」が何なのかわからないまま、
地図に書かれてある目標の
龍寺に到着した。



ここは禅宗のお寺で、
ちょっと雰囲気が変わっていたな。

門に小さな仁王像があり、禅寺だけに



その奥ではななんと猫が座禅で修業中であった。



その寺の前に厳島神社のある
「篠原北町3丁目」のバス停がある。



緑が多い地域にいっそう濃い緑の森に囲まれ、
街の中にあっても
神社の境内は静かなたたずまいだ。



石段でたむろする女子中生をかき分けて上がっていき、



帽子を脱いで二礼二拍手一礼の参拝をしておいた。

お、地車があるんですねえ。



でも坂道が多くて曳行がさぞかし大変やろなあ。

道はしばらくアップダウンのない、
山麓道をまっすぐ進んでいく。



兵庫県に2社あるという護国神社の1社

「兵庫県神戸護国神社」



を過ぎ、杣谷川を過ぎたところの
道標を右折する。

ここから道は再び強烈な坂を登り始めるのだ。



おっと、その前に電柱にこんな表示があった。



これはあのおばあさんの
謎の言葉にあった数字ではないか。

「知らないおじちゃんと話しちゃいけないよ」
ときっと言われているであろう
小学生たちが電柱の根元にいたので

「キャー」といわれたらどうしようと心配しつつ、
思い切って尋ねてみた。

「あのさあ、質問していいかな?
この『26』て何のこと?」

と柔らかく丁寧に聞いてみたら、
利発そうな女の子が

「26系統のバスのことと違うかな」
と答えてくれた。

おお~そういえば厳島神社のバス停にも
その答えが書かれてあったではないか。



要はバスの経路を行けということやったんやね

ふむふむ謎の言葉の意味が解けました。

ありがとうね~、

よしよしと続く


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