ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

福島な野田 1

2014年08月19日 20時53分32秒 | ウォーキング

昨今、福島というと真っ先に思い浮かぶのが原発。

対応に苦慮しているであろう
東電の方々はさぞや大変な毎日を送っていることだろう。

今回歩いたのは当然その福島ではなく、
大阪の福島区。
中央卸売市場があり、
堂島川の流れる地域で、
今なお古き良き昭和の風情を残しているというので、
どれどれと歩いてみることにした。

イメージ的には小さな町工場も並んでいるような気がして、
お盆で静かだろうと見越しての歩行である。

午前中の作業を早めに終えて、
JRに乗り、環状線の「野田」駅に着いたのが
午後0時15分。

家を出た時には、
晴れていた空が
どんよりとなり始めていた。

3時頃から雨が降るかも
という天気予報が気になるところだ。

駅のホームに名所案内があったのでチェック。



よしよし、これらはすべて想定済みだ。
歩くコース内となるよう設定してある。

駅前でナビをセットして、
さあ歩きはじめよう。



おっと、その前に曇っているとはいえ、
この時期水分補給は必要だ。
コンビニに入ってお茶を買うことにした。

しかし冷たいお茶を
このショルダーに入れると、



ペットにかいた汗で中が濡れるしなあ
と少し懸念していたのだが、
こんなおあつらえ向きのお茶が売られていた。

おまけでペットボトルカバーがついたお茶。



こういうおまけには、
よく欲しくもないフィギアや
アイフォンで使いようのないストラップが
ついていたりして、
「いらないからその分安くしてくれよな」
などと嘆いてしまうことが多いのですが、
この時はなんとタイムリーな景品付き。

リラックマのカバーで
おっさんにはちょっと可愛すぎるなあ
と思いつつも実用性を優先することにした。



準備万端で歩き始めるとすぐに
玉川4丁目の交差点に到達する。
そこには「野田城跡」の石碑があるはずです。

信号待ちで見渡してみると、
向かいのマンションの入り口近くで、
その石碑はオーラを放っていました。



こういう歩行をしていると、
やたら石には敏感かつ過剰に反応してしまう性が
身についてしまっているようです。

そこから、路地を斜めに入っていくと、
早くも昭和の香りのする
レトロな建物に遭遇する。
これや。





これ。

野田御坊極楽寺のお寺は勝手口もレトロです。



まあ、お寺だからレトロで当然か。

ちょっと説教くさいことが書かれた
寺の掲示板を見ながら



正面に回ると、お寺の入り口横に

「野田城趾」

の石が建っていました。



おっとここで、先日小阪を歩いている時にみた、
某お寺の掲示板を思い出しました。
これ。



真ん中の貼り紙には
思わず当たり前体操を踊ってしまいそうになりました。

それに「不審者を見たらすぐに110番」も貼られてあって、
いつか電話されそうやなと思ってしまったのだった。

しっかしこういうお寺の掲示板も、
いろんな味があって面白いものだ。

さて話を戻して、

「野田城趾」の石なんですが、
歩き始めた時に
「野田城跡」の石もありましたよねえ。
微妙に漢字が異なります。

違いがあるのでしょうか。

実はどちらも正しいのです。

最初の「城跡」の辺りが野田城の北の端で、
この「城趾」の石の辺りが
ちょうど城の中心辺りだったろうということが、
「城趾」の方の石の側面に刻まれていました。



この城に本願寺の証如上人が訪れた際に、
本願寺と対立する細川氏の軍勢が
ここを急襲したときに、
上人を守ろうとして鍬や鋤で戦った
農民21人がここで討死をした。

その菩提を祀るために建てられたのが、
この「野田御坊 極楽寺」なんだそうだ。



この農民信徒の勇気ある行動を
書にしたためられ、
それを披露したことが、
このお寺の境内や



少し離れたところに立つ石燈籠に刻まれていた。



そして、このお寺を後にする頃より、
雲行きがますます怪しくなってきたのでした。

続く。


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