かかときれいに

世の中に、これは便利やな
とか優れものやな
という商品は数々ある。

doironが最近お買い求めになった
優れものの商品を１つ紹介しよう。

それは「かかとちゃん」という商品だ。



ＴＶのＣＭで
サボテンに女性用のストッキングをかぶせながら、
「わたしのかかとはこんなもの」
とナレーションが入るあの商品だ。

そんなやつはおらんやろ～
と思わず突っ込みを入れたくなるあのＣＭね。

さすがに、ネーミングも含めて、
カイロでこてこての宣伝をしている
桐灰の商品だけのことはあるといえよう。

実は昨年末、
ミセスｄｏｉｒｏｎのかかとがひび割れして
痛がっていたのを見て、
クリプレにクリームでも買ってやろうかと思っていた。
しかし、連日の介護で
手荒れもひどく、
いろんなクリームを愛用しているようだが、
かかととなると、塗っても寝る前のタイミングに限定されるようだし、
体の固い彼女には塗りにくそうだ。

そこで、思いついたのが、
「かかとちゃん」のあのＣＭであった。

さっそく薬局に行ってみてみると、

あった、あった。

近くに並んでいた、どこかのメーカーの
「かかとプルプルジェル」にも気持ちがひかれたが、
それは１回１回使い捨てのようで、
ランニングコストが発生する。

いくら「ぷるぷる」といえども、
それでは困る。
やはりチタン配合で、
イニシャルコストのみで使える
「かかとちゃん」がよかろう。

大と小があるようだが
値段は同じ、５００玉三つでおつりがくる程度であった。

よしよしリーズナブルじゃないか。
この際ぷるぷるはあきらめてもらおう。

それは年齢からみても高望みというものだ。

と、いいきかせながら
「かかとちゃん」の方を買って、
無理やりクリプレ包装をしてもらった。

薬局で買うクリプレと言えば、

「少しずつ返してくれたらいいよ」

といいながらあげる口紅だったり、

僕以外の人に頬を紅潮させたら駄目だよ
といいながらあげる「ほほ紅」だったりが定番である。
（ほんまか！）

でも今回の場合は何と言ってあげようか
と考えてしまった。

「君のかかと落しが少しでも優しくなるように」
がやっぱりいいのかねえなどと思いながら、
店員さんが包装しているのを笑って眺めていたら、
店の人がそんなｄｏｉｒｏｎを見て、
「柔らかくなるといいですねえ」
といいながら渡してくれた。

誰にあげると思う？
と聞いてみたいような衝動にかられたぜ。

「僕の大事なサボテンにかぶせるのさ」
っていってあげたら、どんな顔をしたかなあ。

とまあそんな風にお買い上げた「かかとちゃん」を
ミセスｄにあげた時は、
「ふーん」と半信半疑であったが、
とりあえず夜寝るときに装着して寝たようだ。

翌朝起きるなり、
彼女の歓喜の声が家じゅうに響き渡った。

「これ、すごいわあ」だと。

「触ってみ」というので触ってみたら、

正月の鏡餅の古いやつみたいにひび割れていた彼女のかかとが、
まるで「赤ちゃんのほっぺ」状態。
いやそれはちょっと言い過ぎかな、
「賞味期限を１ヶ月ほど過ぎたいちご大福」
のようになっていた。

命名はこてこてでも、
性能面では驚くべき高性能でした。

一度僕も使わしてと頼んでみたら、
「水虫がうつるからいや」だと。

無実だ、濡れ衣だ。

ｄｏｉｒｏｎには魚の目の名残はあっても、
水虫はないっちゅうねん。

ま、ひとつ自分で持っててもいいかと思い、
翌日もう一度薬局に行き、
さらにワンセットを、今度は特別包装もなく
お買い上げしてきたのであった。

今もブログをしながら
愛用をしているもんね。

この商品の第２弾は「ひじちゃん」かなあ。

それとも、固くなった脳みそに
「脳みそちゃん」なんてのはいかがだろうか桐灰さん。