ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

花押

2007年05月24日 22時36分57秒 | 最近の出来事

仕事に関する書物と
個人所有の書物が、
職場のデスク周辺に
山積みになっている。

それらを区別するために、
個人所有の物には花押(かおう)を押している。

花押とは、
署名の代わりに使用される記号・符号のことをいい、
一般的には名前の字を崩して
石に彫ったものを朱肉を使って
押印する印のことだ。

中には、
自分を象徴する漢字ひと文字を選んで
その人の花押とすることもある。
織田信長の花押はあの伝説上の動物

「麒麟」

からとっている。


もっとも傑出した人の例えにも使われる
「麒麟」の

「麟」

の字を使っていた。

「麒」は雄、
「麟」は雌を表すが、
何故信長が雌の字を使ったかは定かではない
(歴史的には意味があるのかもしれないけど、
わしが知らないだけ?)
その花押がこれ。


また、家康は

「ことごとく」という意味をもった

「悉」

の字を使っていた。
それは、これ




天下を悉く治めたという意味なのか。
(これも知らない)

もし、わしが漢字ひと文字の
花押を作るとしたら、

「道」

になるかなあ。
名前のひと文字で、
いつも道を走っているからな。
「人の道」という使い方もあるしね。

しかし、
今使っているのは、
これ。



名前の字を崩して並べたもので、
印の横には篆刻者の名前が刻まれてある。

「厚生刻」。

そう、
これは知り合いで
その道ではプロの、
木走会の最年長
E藤さんの作品なのだ。

中学校の頃、
何かの授業で彫った石の印を切り、
その断面に
新たに刻みなおしてもらったものだ。

「右」の字が逆になってるのがミソのようだ。

そのうち、
篆刻用の石を手に入れたら
E藤さんに「道」を彫ってもらおうと思っている。

そして、
息子が家督を継ぐときに伝えてやるんだ。


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