ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

伝説の漫才2

2008年03月29日 00時17分17秒 | 仕事
昨年の送別会で
職場対抗のかくし芸大会があり
大賞をいただいた漫才。
参加者から
「お腹の皮がよじれるかと思った」
とか
「笑いすぎて気を失いそうになった」
とか
「ここ数十年で一番笑った」
というような評価をいただいていた。
その噂は
職場全体に広がり
参加してなかった
全然関係ない社員から
突然
「今度漫才聞かせてや」とか
言われたりした。
挙句には
老人センターに慰問に来てくれないかと
担当部長からオファーがあったりしたくらいだ。
さすがにそれはお断りしたが
わしらの漫才は
職場で伝説となっている。
そんなだから
今年も送別会が近づくにつれ
みんなの期待がいやがうえにも
高まってきていた。

よその職場の人から
「お金払ってでもええから
漫才だけでもみさせてもらえへんかな」
という依頼が幹事に相次いだらしい。
もちろん
そういうことはできない。
昨年に引き続き参加する人々は
「今年も笑わせてもらうで」と
わざわざ席に言いに来よる。
なかには
他では決して見ることのかなわない漫才を
味わえる喜びから
「doironさんと同じ部でよかった」
とまで言いよる奴もおったぜ。

当然、プレッシャーは日に日に強まり
ハードルがどんどん上がっていった。
もう、生半可な笑いじゃ
許してもらえそうにない状態だ。

今年に入ったくらいから
相方とネタを作り始めた。
たいていは、いっぱい飲みながら
大笑いしながら作ったよ。
出来上がった原稿は
自分で言うのもなんだが、
最高傑作といえるほどのできばえじゃった。
そうして原稿がほぼ出来上がったので、
今度はそれを覚える作業に入った。
相方は、電車の中で
原稿を読んでたら
笑いが止まらず
周りの乗客に
ドン引きされたそうだ。

もちろん、わしは車の中で
読書を中断し
原稿読みを続けたが
これも
周りの運転手は
気味悪かったやろなあ。
そりゃ
涙を流すくらい笑いながら
運転してる車があったら
わしだって
近づかんとこってなるわなあ。

最後に、休みの日に
一日かけてネタあわせをし、完成。
満を持して
送別会に臨んだのだった。

「懲戒覚悟の無礼講漫才」の
いよいよお披露目だ。

屏風の陰から
「どーもー」と言いながら
舞台に出て行くと
もうそれだけで大爆笑。
「待ってましたあ」の声が
あちこちからかかったよ。

今回のネタは
二人芝居のように
居酒屋で飲みながら
職場の人の
噂話をするという設定だ。


写真はそのときのもの。
今年の出来事を振り返るシーンで
子供の運動会で張り切りすぎて
アキレス腱を切ったDクンの話をしているときのものだ。

今回は特に二人で注文する
メニューに凝った。
例えば、
いつも文句ばっかり言ってるAさんの
名前を使ったAセットを注文するときは
「このAセットの焼肉は
タレが違うで~、
いつもピリピリ激辛のたれがついてる。
その名も『文句タレ』やあ~」
てな具合である。
もちろん、Aさんも
送別会に参加している。

そのほかにも
金曜日限定で
勝ち馬予想券がついてくる
Mセットでは
「これは大丈夫
食中毒のシーズンでも
ずぇ~たい、当たらん!」
ときたもんだ。

ほかにも
ここには書けないくらいの
ネタ満載で
今年も大爆笑の渦じゃったわい。

期待にそえてほっとしましたわい。

その送別会の翌日
人事異動があって
漫才の相方が
よその部に異動になってしまった。
とうとう、今回の漫才が
最後になってしまうのかと
思うと
一抹の寂しさが・・・。

相方の異動先は、
老人センターの慰問に来てほしい
と言ってた部長の配下。
う~ん、これが噂の
ヘッドハンティングかあ?

待てよ、
てことは
次回のわしの異動先も、そこ?
いや、その前に
クビになるかも

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