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全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

四国巡礼六十九番観音寺

2016年10月20日 22時15分39秒 | ウォーキング

本山寺の仁王門は
重要文化財だそうです。



この仁王門は八脚殿という立て方で、
がっしりとした山門でしたね。

それを通り抜けて、中へ入っていきますと、
カバーのかかった5重の塔や



本殿があります。



本山寺のご本尊は、
四国霊場で唯一の馬頭観世音菩薩です。

といっても馬のような顔をした
観音さんというわけではありませんよ。
まあ、観音さんは静かな顔を
しているのが多いのですが、
馬頭観音だけは怒りの表情です。

また、馬頭という名から
馬の守護仏として扱われる
民間宗教もあるようです。

お四国ではお参りをするときには、
本尊では般若心経を上げた後は
ご本尊の真言を三回唱えます。

たとえば、よくある薬師如来は
「おんころころせんだりまとうぎそわか」
とあげます。

同じように馬頭観音にもご真言があって
「おんあみりどどはんぱうんぱったそわか」
とあげると、
お参りテキストに刻まれています。
う~ん、むつかしいですねえ。
なんかドラえもんが出す
特別なグッズのような名前です。

でもまあご真言ですので、
つつしんで唱えましょう。

太子堂ではこのご本尊御真言は唱えません。
でも大使宝号はきちんと
「南無大使金剛遍照」は3度唱えます。

この宝号は、空海が唐の国へ
「密」を授かりに行ったときに、
向こうの青龍寺の和尚恵果に
授けられた宝号だそうで、
当時の最高の宝号だそうです。

20年間唐の国にいて
密教を学ぶ予定だった空海に
たった2年で最高の宝号を
与えられるようになったのは、
いかに空海の密教への気持ちが
強く高かったことを表しているようです。

しっかりとすべての
お参り行事を終えたところで、
2寺目も終わりです。

では、次のお寺に参りましょう。
次はここから近くにある、
海辺の寺です。

ここは2寺あるのですが、
それもまた一つの特徴になっています。

ここは四国霊場で
唯一の1山2寺の形式になっているのです。

お寺がくっついていて、
そこ一か所で2寺回った形に
なるところです。
お得ですね~

巡礼では第69番観音寺の
本殿~大使殿、
68番神恵院の本殿~大使殿と回っていきます。
おお~ようやく60番台に入りました。

まずは山門です。





表示を見てみると、
そこには観音寺と神恵院の
二つの名前が書かれています。

これはまず一つの特徴ですね。
まずはこの写真を69番の
絵にしときましょう。



描くにあたって重きを入れたのが、
山門の両脇にいる仁王さんです。

向かって右の仁王さんの右手に注目。
力強く「パー」と開いている手が
肝なんでしょうが、
ちょっと絵が小さくてしっかりと
描けなかったのが少し残念です。

まあ、またこの辺もこれから
上達していければなあと思っています。

ここのお寺を神恵院とともに
開山したのが、
日証上人と言われています。

上人が九州の宇佐八幡宮神を
琴弾八幡宮にまつり、
その別当寺として設けたのがこの寺で、
そこを「観音寺」と空海が
名付けたというお寺です。

あの善通寺と同様に
寺の名前が「市」の名前
にもなっていますね。

ま、大阪でいえば「藤井寺」
のようなものですねえ。

この観音寺はいまも
「おかんおんさん」と
地元の人に親しく呼ばれ
信仰されています。

釣鐘のさざ波模様や裏天井模様は
見事だと言われていますが、
ああ~こちらはチェックし忘れました。

本殿の朱色の柱は
ちゃんとチェックしましたよ。



ここの色は見事に鮮やかで、
国指定の文化財となっています。

またここは、空海が唐から
密教を持ち帰った直後、
この地に巡錫した時に
第7代目の住職になった
という寺でもあるのです。

ろうそく、線香、納札を
しっかり納め、お参りを済ませ、
すぐ横にある第68番神恵院へと
続けて参っていきます。

続く


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