ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

ふたつの田舎便り

2010年12月18日 22時42分46秒 | 生活
ミカンの産地といえば、
愛媛もあるが
やはり和歌山県有田市。
そこで、今年から
新しい取り組みが始まっている。
それが認定みかんの制度だ。

糖度、酸度などの一定の基準を満たす
みかんの中から味や外観、バランスが
特にすぐれたもので、
有名パティシエやソムリエらによる
味覚審査をクリアしたものだけに
与えられるのが

「有田市認定みかん」

制度発足以来
このみかんを求める人が殺到し
ほとんど一般には手に入らないような
状況になっているらしい。

詳しくは書けないが
あるルートを通じて
このみかんを入手した。

それは普通のみかん箱の
半分の深さの箱の中に
通常より厚めのダンボールに守られて
入っていました。
しかも箱は、光の影響を避けるために
黒く塗られたブラックボックスである。
いかにも厳選された高級品といった
風情をかもしだしている。これ



値段は5kg、つまり40個くらいで
4000円。
う~ん、いい値やねえ。
通常の3倍くらいかな。

手に取ると、普通のみかんよりは
少しずっしり感がある。
外皮は薄く、剥きやすい。
こんなところで余計なストレスを
感じさせるような代物ではなかろう。
外観はこれ。



ひとつを口に入れてみると

甘~い

しかも、中の皮も薄く
口の中に嫌な感じが全く残らない。
さすがに、厳選されたみかんだ。
じっくり味わおう。

そんな有田の田舎便りが
我が家に届いた数日後、
今度は長野からこんな田舎便りが届いた。

1週間くらい前だっただろうか
doironの携帯にひとつのメールが来た。
「ボーナスが出たのでほしいものがあれば・・」という
息子からのメールでした。
そういえば、初給料で何かを
買ってもらったこともないし
正月も帰って来なさそうやし
ま、長野の地で機嫌よくやっているんだろう
と思いつつも一抹の寂しさを
感じていたから、
このメールにはdoiron家一同が喜んだ。
早速電話をかけた。

「ボーナスで何か買ってくれるん?」
  「うん。いいよ。何がほしい?」
「そうやなあ、車もボチボチ買い換えたいし、
長野に別荘がひとつあってもいいなあ」
  「無理!」
「うそうそ、ほならリンゴを送って」
  「えらい違いやな。それでいいん?」
「ええよ」
  「わかった」

ま、はじめての冬ボーナスである。
それほどもらえるはずがないだろうから
つつましくおねだりをしておいた。

そして今日、そのリンゴが
いろんな野菜と共に届いた。



蜜のたっぷり入った
美味しいリンゴでした。
息子が暮らしている地方の
水と空気と日光で育ったリンゴは
甘々の有田みかんに比べて
ほろずっぱい味がしましたが、
じっくりとかみ締めながら
味あわせていただきました。

生産者と行政の想いがぎっしり詰まった有田みかんと
孝行息子の想いのたっぷりこもった信州りんご。
この冬に届いた、ふたつの素敵な田舎便りでした

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