ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

初冬の恵み

2020年12月06日 20時55分24秒 | ウォーキング

あちこち野山に出かけて行って、
季節に応じた景色を楽しんでいます。

今はやはり紅葉ですね。

あんなに暑苦しかった野山が、
徐々に秋色になってきて
今はそれなりに赤く山々を染めています。

そんな景色に加えて、もう一つ、
山の恵みもいただいたりもしています。
春にはもちろん山菜ですね。
フキノトウ、ウド、ワラビ、
ぜんまいなんかをてんぷらとかにして
おいしくいただいています。

ああ、あのキイチゴなんかもいいですねえ。

そして今の季節になったら、
もうあまりそんな恵みはありませんが、
唯一喜ばしてくれるのが冬イチゴです。

まああまり派手にできるものではありません。
かさかさになった山肌に、
意外にしっかりとした緑色の葉っぱを付けて、
その陰に小さな実をつけています。

この冬イチゴについては、
春や夏でも存在はよくわかります。
なのでたくさんのイチゴを
見つけたときには記憶しておきます。
そして、冬になったら収穫に行くのです。
近辺では六甲山ろくに
多いといわれていますし、
岸和田の神於山や槇尾山、
永楽ダム周辺でも採取しましたね。

今回は春の季節に歩いた時に
たくさん見かけた奈良県の
五條にいくことにしました。

ゴルフ場に入っていく道の横に
たくさん生えていたのです。

あそこなら車もあまり通りませんし、
ゆっくりと採集することもできるでしょう。
天気のいいあまり寒くなさそうな日に
訪ねていくことにしました。

和泉から鍋谷の山を越え、
京奈和自動車道で向かいます。

しかしあの時の五條

じっくり歩いて行ったところですから、
車だとちょっと道がわかりにくいですね。

高速を降り、ここだったかなあ、
あそこだったかなあと迷いながらも、
少しずつ景色を思い出して
何とか到着です。

道端の広くなった空き地に車をとめて、
さあじゃあ採集するぞと歩き始めると、
意外に実が少ないのです。
この時は11月初めだったので、
まだ熟していないという感じでした。

気の早い株ならいくつか
付けているのですが、
ほとんどがまだ実として
熟していないという感じでしたねえ。

15分くらいかけて
何とか採集したのが、
これだけ。



まあこれくらいあれば、
二人で一食分くらいの
ジャムにはなるだろう
という事で切り上げました。

ではこれでジャムの制作です。

お皿に広げてきれいにして
煮込み始めます。
今回は熟しきれていない実もあるので
糖分が少ないかもしれないので、
多めに砂糖を入れます。

そうして出来上がったのが、
これ。



朝食にパンに塗っていただきました。
まあどうってことはない
味なんでしょうが、
半日時間をかけて採集してきた
実で出来ているので、
やはりこちらにしてみれば格別です。

自然とのこんな交流は
野性味を感じますねえ。

ワイルドだろう~。

こんな具合にちっぽけな、
ちっぽけな初冬を
ほくほくと楽しんでいる毎日です。