新木津川大橋は、
北側があの千本松大橋のように
メガネ上に螺旋的に登る
構造になっており、
南側は高架道路として
登ってゆく構造になっています。
その道路の下をくぐり、
染谷橋を渡ったところで
右折して木津川の方に
曲がってゆくと、その先に
木津川渡船の船乗り場があります。
待合のところには、
いろんな紙が貼ってありますが、
時刻表を見ると、
このあたりは1時間に
一本程度の渡しがやってくるようです。
対岸を見ると、ああ向こうに
船が止まっていますねえ。
やってくるのは・・・
おお~10分後くらいに
やってくる予定です。
ちょうどいい感じですねえ。
とりあえずは今回持ってきた
スケッチブックに渡船場の
名前を書いて、お客さんは
一人もいないので
タイマー撮影しておきましょう。
ちゃんと今回はマジックペンを
持ってきているので大丈夫です。
新木津川大橋もバックにして
一枚いただきました。
ここも船、桟橋は撮影禁止ですので、
通路のところで撮影です。
ああ、渡船がやってきましたよ。
向こうからも誰も乗ってきませんし、
こちらはdoironだけです。
さみしいねえ。
でもねえこの船が開通した
昭和30年当時は大型車も
乗るような船だったそうなんですよ。
でも今はそんなんの移動は
新木津川大橋にとられてしまって、
人と自転車が乗れるだけの、
こんな寂しい感じになっています。
岸壁間は238mです。
船から木津川を見ると
遠くにあべのハルカスも
見えていましたよ。
船員さんにカメラを見せつつ、
暗黙の了解をとって船内も撮影。
きれいに整備された舟です。
そしてあっという間に
住之江区の平林から
大正区の船町へと渡ります。
渡ったところは、新木津川大橋の
メガネ上の螺旋道路の横を
通ってゆきます。
人家もないので寂しい感じですねえ。
その製鋼所の所を左折して、
突き当りの造船所の方に
向かって歩いてゆきます。
そして造船所のところで道は
自然と右折。
そのまま次の船町渡船場に向かいます。
今度の渡船は大正区内で
船町から鶴町へと渡る渡船です。
何となく町名がシンプルで
わかりやすいですよねえ。
でもそれぞれにいわれのある地名です。
まず船町は、難波の宮賛美の歌
「あり通う難波の宮は海近み海人を
とめらが乗れる船見ゆ」から
来ているらしいです。
え~、船が多かったから付けた名前で、
後からこじつけたんやないですかあ
と言いたくなりませんか。
そして鶴町はというと、
鶴が飛んでくるめでたい港と
いいたいところですが、
これも「潮干れば葦辺に騒く
白鶴(あしたづ)の妻
よぶ声は宮もとどろに」
という万葉集の歌に
基づいているそうです。
これもねえ実際に飛んでいる
鶴ではなくて海辺のつる性の
植物にちなんでつけられた
名前なんじゃないですかあ。
えらそうに、すみません。
船で旅心を揺さぶり、
鶴でおめでたさを祝う
そんな二つを結ぶ渡船が船町渡船です、
とほめておきましょう。
渡船場の中に入ってゆきますと
時刻表があります。
ここは1時間に3本出ているようです。
少し時間があるので
早速さっそく写真撮影。
残念ながら乗客はここも
一人だけでしたねえ。
そしてすぐそこの対岸(75m先)の
船を眺めているときです。
水しぶきが上がったり、
白い光が海の中に
キラキラみえたりします。
よく見ると、おお~でかい魚が
いっぱい泳いでいます。
写真はわかりにくいなあ。
魚種は何かなあ。
大きさ的には完全にブリです。
ゴワーと集団で泳いで時折
反転したように白い腹を光らせます。
また少し先の海に
ぴょんぴょん飛ぶ魚もいたので
驚きでした。
こんな海にも自然の命は
栄えています。
続く