最近、将棋の世界で
藤井聡太君の活躍がすごい。
最年少記録をどんどん作ってゆき、
結局18歳で八段となり、
タイトルも二つ所有するに至った。
18歳でこれですよ。
彼の頭の中には将棋の妖精が
舞い降りてきているに
違いないでしょう。
え~背中に羽根を生やし
将棋盤の上を飛び回る
下駄をはいて「王将」の駒を
おでこにつけた妖精だ。
うう不気味だ。
でも不細工であろうが爽やかであろうが、
将棋の神様はその18歳の
頭の中で王将を歌っている。
彼が14歳で4段となりプロ化。
29連勝を飾った時には仰天したが、
年間勝率8割以上を続け、
今回の驚くべきタイトルにつながった。
昔、羽生棋士が悪魔のような
銀を刺したときには驚いたが、
今回のタイトル戦も藤井君は
驚くべき手を指していたな。
もう将棋にあまり興味もなく、
家にあった親父の将棋盤も
人にあげてしまったのだが、
あわててスケッチブックで
将棋盤を作り、かろうじて残っている
将棋の駒で彼の棋譜を
再現したりしている。
いやあ、なんかプロが歓声を
上げるような手を指しているらしい。
あまりdoiron自身は強くないので、
なぜそれがすごい手といわれる
とよくわからないのだが、
じっくり見ているとなるほど
その後の棋譜に大きな影響を
与えるような手であったり、
いきなり形成が大逆転する手で
あったりするようだ。
最近は将棋の評価にパソコンのAIが
よく登場する。
将棋で世界最強といわれる
最強のソフト「水匠2」の
動きとよく比較されている。
6億手読んで最強と言われる手を
藤井君はさしたりしているそうだ。
いったい彼の頭の中は
どうなっているんだろう。
とまあそんな興味を抱いた時に、
サンケイスポーツから特集の
「藤井棋聖誕生」
という本が出たので
買ってみることにした。
歩いている途中でお茶の補充に寄った
コンビニで見つけたのだ。
これがねえ、棋聖戦の一局一局を
棋譜と共に紹介したり、
王位戦も取り上げたりしていて
とても楽しい本だった。
なるほどねえ、こんなことが
あったのかというようなことが
山ほど書かれている。
最近名人となった渡辺棋士に
三勝一敗とは驚きだ。
感心して読んでいたら、
こんど本屋に行った時に
見つけたのがスポーツ雑誌といわれる
Numberの初の将棋特集だ。
表紙は藤井君の立ち姿。
これも迷わず買ってしまった。
こんな感じね。
なんとこの将棋特集が
この雑誌の発行最大部数を
記録しているらしい。
スポーツ雑誌が驚くコラボを
しているわけですね。
まだ全部読んでいないが、
他棋士の言葉とかがたくさん出てきて、
これもまたとても面白い。
ねがけに読んでいて、
将棋を指す夢を見たこともあるくらい。
やあ彼のおかげで
将棋界もとても面白いことに
なっていますねえ。
これらの本を読んでいて、
これはどうなっているんだろう
と思うことがいくつかある。
例えば、藤井君の師匠は「杉本8段」。
藤井君の活躍の陰で、
たびたび登場してくる棋士だ。
この師匠というのは何だろう。
藤井君は月謝払ったりしているのかなあ。
まあ子どもの時はそうだったろうけど、
今はなあ。
だってタイトル戦だって、
もう師匠を越えて藤井君は
戦っているもんなあ。
まあ師匠なんですから、
そんないろんなルールの陰で、
藤井君を支える様々な
アドバイスをしているんでしょうねえ。
藤井君は棋聖戦の2局で着た着物は
師匠から送られたもの
だったらしいしねえ。
まあ将棋の師匠と弟子の関係って
ちょっと気になったりしています。
これから先藤井君はすごい活躍を
していくでしょうねえ。
勝率8割越えですよ。
タイトル戦に出たら
ほぼタイトルを手に
入れていくんでしょう。
今は棋士が彼との対局になったら、
ものすごく彼のことを
学んで出てくるそうです。
そういう意味で、藤井君もさらに
厳しい立場になっていくんでしょうけど。
負けずに頑張ってほしいですね。
羽生棋士は7冠を独占して
世間を騒がせたけど、
今がその時なかった叡王という
タイトルもあるから、
今度は藤井君の8冠制覇を
楽しみにしていかなくちゃ
と思っているdoironなのでした。