去年くらいから、
紀の川市の粉河にある
フルーツパフェ専門店が、
ジム友の間で話題になっているらしい。
「あああそこのフルーツパフェね。
クリームがおいしいんだよね」
なあんていう趣味はあまりないので、
もちろんおっさん一人で
探して出かけて行ったということはない。
ただねえ地名的には
なじみのない土地ではない。
粉河と言えば、やはり
西国三十三所札所である粉河寺には
何回か行っているしね。
あの辺りは山そのものが
ミカン畑になっていたりと、
のどかなところだ。
どうもあの辺の山の一角に
そんなパフェを作って
人気になっているのでしょう。
そんな話を聞いていたときは
「ふ~ん」と聞いてたのだが、
やはりラン友の間でさらに人気が増し、
最近はジム友のさらにその友達なんかが
いつも大変混んでいるそのお店で、
なんと2時間待って
フルーツパフェを食べたことがある、
という話が届いてきたそうだ。
へえ~、そんなに評判なのか。
じゃこれは一度行ってみますかねえ
と思い立ち、声をかけて
出かけてみることにしたのだ。
地名から行けば、
鍋谷山の下をトンネルで抜けて、
紀の川に出る少し前に
右折して山沿いを東に走る
コースに入って進んでいけばいいようだ。
ずっと行けば、根来寺に出てゆく道である。
このコースは皆生のトライアスロンの
バイクコースによく似ており、
昔は練習で走った道だ。
そこを車でかけてゆけばいいだろう。
道にもきっと案内が出ているはずである。
たしかにナビを入れると
そんな感じで誘導が始まる。
そこの店の名前は
観音山フルーツパーラーという。
観音山ということは、
粉河寺が千手千眼観世音菩薩を
本尊としているから
そんな名前なの?と思いましたが、
ちょっとそんな芋臭い名前の
つけ方ではないだろうとか
いいながら走ってゆきます。
左手に紀の川の向こうの山々が
見渡せ始めます。
あああそこは何年か前に登った
紀州富士といわれる
龍門山やなあと思い始めたころに、
道に「フルーツパーラー」の
案内の登りが立ち始めます。
おおこの案内の場所だ。
入り口の所には看板もたっている。
入ってゆきましょう。
中に入ってゆくと、広い駐車場と、
田舎の倉庫を改造したような
こじゃれた建物が現れる。
二階のベランダには傘なんかが
広げられていて、こじゃれた感を
さらに醸しだしている。
まあ二時間も待つのなら
駐車場も車で一杯になるでしょうねえ。
逆にここは車かロードバイクなんかでしか
来れないところだ。
でもこの時は駐車場はガラガラ。
建物下にすぐに止めて入っていけた。
一階はお土産とかのお店かなあ。
パフェは二階である。
歩いてゆくと、混雑時には
この上のiPadで順番の受付を
してくださいと書いてあります。
うんなかなか今風な案内である。
でもねえその案内の最後が
いかにも観音山風。
「ご縁に感謝です」だって。
でも今日は順番待ちはいらないでしょう。
入ってゆくと、窓際のいい席に
案内してくれました。
メニューを見ると、
おおいろいろありますねえ。
お目当てにしていたイチジクの
パフェの案内もありますが、
これは近日発売とあります。
どうも2、3日後に販売開始のようです。
結局注文はオーソドックスに
フルーツパフェにしました。
座って待ちながら案内を見ていると、
観音山はここのフルーツ山が
遠くから見ると観音さんが
寝ているような姿になっている
ところからつけたようですね。
テレビ取材された内容を
テレビで流しています。
そんなのを見ていると、
やってきました。
これがフルーツパフェです。
え~ここはメロンも作っているの?
と思ったら地元和歌山産の
フルーツを使っているそうです。
それにしてもこんなフルーツパフェって
どんな順番で食べていこうかと
ワクワクしますね。
まあおっさんにはあまり
似合いませんけどね。
我慢してやってください。
一階のお土産屋さんは小さな面積で
ジャムなんかを売っていました。
そして上部のフルーツ山は
龍門山や紀の川市を眺めれる
いい所でしたね。
歩道も広くついていますから、
散歩できますよ。
春先なんかとても気持ちいいでしょう。
和歌山の田舎の山に頑張って
営業しておられるフルーツパーラー。
のんびりと田舎の景色を楽しみながら
おっさん返上で豪華パフェを
一度いただきに行ってみてください。