神戸空港にのんびりと行った時に、
三宮からここへ向かう歩きのほかに
ふと思ったのが、歩きでの
空港巡りです。
伊丹空港から歩いて神戸空港に行き、
そこから船で関西空港に向かう
という歩きです。
で、地図を見てみたのですが、
伊丹空港から神戸空港は
ちょっと遠すぎますねえ。
直線で25キロくらい。
道をたどれば30キロは
あるでしょうねえ。
よおしと頑張って歩けば
いけないこともないのでしょうが、
やはり30キロはいささか遠い。
ランニングや自転車だったら
可能かもしれませんので、
そういう旅をする人だったら
選んでみたらいいかもしれませんね。
ただ自転車があんな孤島の
神戸空港に行けるのか、
関空行きの船に乗れるのか、
その辺は調べてないから
よくわかりませんけどね。
でもまあそんなことを考えてたら、
いちど伊丹空港にものんびり
遊びに行くのもいいかと思い立ち、
出かけていくことにしたのです。
我が家からだと、車で阪神高速池田線を通って
その空港に行くことができます。
高速を降りるとすぐに空港です。
意外に一台分のスペースの狭い
駐車場に車をとめて歩いていきましょう。
空港を眺めながら、
どんな見学をしようかなあ
と眺めていますと、
doironの心の奥底にわいてくる
思いがひとつあります。
それはこの空港に来た時に
いつも浮かぶことなんです。
もういまから30年くらい前、
doironは地球環境に関する
仕事をしていました、
あ、環境大臣じゃないですよ。
当時は「環境庁長官」で
その下の末端の末端の仕事をしていました。
クリスタルさんと出会う
こともありません。
そんな中でよく学んだのが、
航空機による騒音の評価方法なんです。
音を発生頻度なんかを加えて
評価する、そうこの方法を
「うるささ指数」といい、
それで評価する方法がありました。
これらはWECPNLと評価されたりする
騒音の程度でした。
そりゃあ、まあ空港もない市でも
こういう騒音に関する評価は、
たいていが市が騒音対策を
事務委任されていることが多く、
なんか必死に勉強したのを
思い出します。
騒音レベルを図るときに、
周波数分析なんかも
たっぷり覚えましたねえ。
そういう騒音問題を発展させた
原因の大きな大きな要素のひとつが、
当時問題になっていた
この伊丹空港の騒音問題でした。
「空港廃止」を求める住民訴訟が
相次いだのですが、
1990年に自治体が空港存続に
方針転換し、国内路線が残って、
航空法上の混雑空港に
指定されるようになりました。
地元住民の意思が、プラスになったり、
マイナスになったりと
いろいろと動き回った空港でしたね。
2015年度には、英国の調査会社
OAGによる空港の
定時運航率ランキングで、
定時運航率93.85%で
小規模空港の世界一となりました。
doironもたまにこの空港着の
飛行機にも乗りましたが、
たしかに大阪の町の中を
うんうんいって飛んでいきます。
まあ、大勢の人々のすぐ頭の上ですから、
いろんな摩擦なんかもあったのでしょうね。
まだ増便なんかも
叫ばれたりしてるのかなあ。
そんな人々の思いがいっぱい
詰まった空港です。
ちょうど訪れたときは、
食堂とかとの連絡道が
工事されていたのですが、
あちこちをウロウロと歩きまわって、
大阪らしくうどん屋さんに入りました。
車なのでビールは飲めませんでしたが、
こんなうどんとお寿司をいただきました。
このあと、飛行機が着陸するときに
目の前を飛ぶという場所に
行きたかったのですが、
ちょっと時間がなくこの日は
そのまままっすぐ帰ったのでありました。
まあこうして神戸、伊丹と
散歩してみましたので、
また近いうちに関西空港にも
歩きに行ってみようかなあ。
関空連絡橋が歩いて渡れたらいいのにねえ。
あ、そうだ一回だけ歩いて
あっちに行ったことがありますねえ。
第一回泉州国際マラソンでしたけど。