三十三間堂の横の交差点に
案内がありますね。
これに沿って進んでいきますと、
右手に京都国立博物館があり、
その先に豊国神社がありますよ。
道の所には「おもしろ市」の
旗も上がっています。
え~っと店員さんが吉本新喜劇
だったりするわけではありませんね。
骨董品なのか生活不用品なのか
わからないものも並んでいます。
う~ん、これがおもしろ市
なのかあって感じですな。
豊臣秀吉のリアルな像が
狛犬のように置かれています。
そして社務所の方を見ますと、
大行列ができていますね。
最近はこういう朱印をもらう人が
とても増えていますねえ。
今日のような命日だったら
特別な朱印かなあ。
残念ながら朱印帳は
持ってきていませんので
書いてもらえませんけどね。
では本殿におまいりしていきましょう。
京都に来る時は賽銭用の
5円玉を持ってきていますよ。
本殿向いてお祈りしておきます。
豊国さん相手のお祈りですからねえ。
それらしくいろんな願いが
実現するように願っておきましょう。
ん?ジダンのお祈りが長いぞ。
何を願っているのでしょう。
多分「新しい仕事で天下とれますように」
と願っているのかもしれません。
いやあ59歳、まだまだ現役、
頑張ってもらいしょう。
さてここに来るにあたっては、
せっかくですから宝物館も
のぞいていきましょう。
入館料300円を払いに
先ほど朱印で大勢の人が
並んでいた社務所に行きましょう。
横の方から受け付けをしてもらい、
さあ宝物殿に向かいます。
この建物は大正14年に
建てられたものですが、
当時としては鉄筋建ての
豪華建物だったらしいです。
中に入るとこれがねえ、
暗くてね。
千成瓢箪の登りが置かれていました。
実はこの前に岐阜城に行ったのですが、
その時に秀吉が瓢箪のついた槍で
勝ち名乗りをあげたシーンが
あったそうです。
その辺からつながってますね。
そしてこれが秀吉が使っていた弁当箱です。
何を食べていたのかなあ。
実はこの宝物館でやはり
注目していたのは、秀吉の体の
一部が残っていてそれが
展示されているということです。
でもねえ宝物殿の中は
暗くてなかなか写真がとれません。
やっととれたのがこれ。
そう、秀吉の第二臼歯が残っているのです。
大きな歯ですねえ。
これは死骸から取り出された
ものではありません。
秀吉子飼いの武将で
「賤ヶ嶽七本槍(しずがたけしちほんやり)」
の一角、加藤嘉明に
秀吉自身が贈ったものだそうです。
展示の傍には
「こいつはお前に預けておくよ」
という秀吉からの書も添えられています。
一見してすぐに老人の歯だと
分かったそうで、専門家は
歯の様子から下の歯・手前・奥の歯も
この歯が抜けた時点では
既に無かった様子であるため、
恐らくは「秀吉の最後の歯」
と考えられるそうです。
お前はこれを大事にしなさいよ
と送った秀吉の陰謀
だったのでしょうか。
でも加藤氏は立派なケースに
入れ保存していたようです。
で、歯が残っていることからも、
今分析をすれば秀吉の血液型は
O型だったことが分かったそうです。
いまなら遺伝子解析もできるかなあ。
宝物館にはほかにも
加藤清正書の額縁や
秀吉が愛用していた枕もありました。
枕が夢を喰うといわれる
獏の形をしているのが面白いですね。
さほど広くはない宝物館でしたが、
めったに費用を払ってまで
入館しない二人にとっては
なかなか面白い所でありました。
宝物館を満足して出て進んでいきますと、
何やら巫女さんや神職の服を着た
一団が歩いて進んでいきます。
今日は命日なので、
なにか行事があるのでしょうか。
続く