ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

雲雀山に風が吹く 1

2017年01月19日 21時56分02秒 | ウォーキング

年末に義理親のお墓に
お掃除に出かけた。

場所は奈良の當麻寺である。

もちろん車に乗って
出かけて行ったのだが、
これまでには二上山のふもとを歩いたり、
二上山そのものを
グルリンと超えて墓参りに
行ったこともあります。

まあ周辺が自然が豊富であったり、
歴史豊かであったりするから
いろんな楽しみを見つけては、
それもかねて墓参りに
行ったりするわけです。

當麻寺そのものも、
とても歴史のあるお寺です。

一番の特徴はというと、
やはり曼陀羅を作った
中将姫の話ですねえ。

継母にいじめられ、
地方の山で殺されそうになったのですが、
一転、その使者にかくまわれて助けられ、
やがて蓮の花で曼陀羅を作るに至った
といういきさつを持っています。

この當麻寺にはその曼陀羅があります。

蓮の花で・・・ということでしたが
研究では絹の糸で織られており、
中国から入ってきたもの
というのが最近よく言われているのですが、
まあ彼女の仏に対する真剣な態度から
そういう伝説が生まれたのでしょう。

駐車場から歩いて墓に向かう途中、
本殿の前を通るのですが、
その北側に小さな池があり、
そこに中将姫の銅像が設けられているのです。



なので墓参りに行くときは
いつもその彼女の姿を見ることになります。

で、以前からそんな中将姫の
暗殺現場となるはずだった山を
ずっと訪ねてみたいなあ
と思っていたのです。

山のふもとには行ったことがあるのです。

熊野古道沿いにその山である
「雲雀山」があるからね。

でも、これまではどれくらいの
コースでいけるのかなど
よくわからなかったのですが、
年末に本屋さんでちょっと
面白そうな山歩きの本を見つけて買い、
そのほぼ最後のページに
この「雲雀山」のことが
書かれてあったのでした。

読むと「おもしろそう~」じゃないですか。

コースの後半は海にも近づき、



そんな絶景も待っている
という話ですから、
これはやはり行くべきでしょう。

年末の28日の日に、
今年年内最後の山歩きで
中将姫に会いに行ってくるわ
と車で出かけたのでありました。

風の強い寒い日でしたが、
まあこんな気候の時に
のんびり山歩きができれば、
これからの山歩きにも
自信がつくというものである。

車で紀伊内原の駅まで行き、



そこで駐車場を探して車を止め、
山を歩いて終点の湯浅から
電車に乗って車に戻る
というコース設定をしました。

雲雀山の登山口があるのは、
熊野古道のコースの途中であるから、
その辺の地理関係は
まあなれたものである。

紀伊内原の駅前には
長時間パーキングなんかは
一瞬ないように思えるのだが、
その駅横のタクシー会社が



一時預かりをしてくれるので
そこに車を止めるといいでしょうね。
1000円と値段がちょこっと
するのだが、駅のすぐ横、
会社の目の前なので
便利といえば便利である。

しっかり厚着して、
ナビも入れつつ、さあでは
歩いていきましょう。

こんな感じの厚着です。



いやあ自分で撮影しつつ、
これでいいのかという疑念を
少し抱いてしまいましたなあ。

ここから登山口である
中将姫ゆかりのお寺の
「得生寺」までは、
かつて歩いた熊野古道であるから、
当時のことを思い出しながら
歩いていきます。



そうあれは二年前の秋でしたねえ。

そうそうそういえば、
当時この辺りの家の壁には
こんな張り紙があったなあ。

「ミカン取りさん募集。」



時給もいいよなあ。
でも広告最後の言葉が
とっても気になります。

「助けて・・・」と書かれて
ありましたなあ。

そんなことを思い出しながら
線路に沿ってしばらく歩いていくと、
有田川に上がっていく道に出てきます。



うう~寒そうです。

続く。