ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

初秋の大和富士 2

2015年10月09日 22時47分23秒 | ウォーキング

額井岳の登山は、
十八神社の鳥居をくぐって



境内を左に進んでいくところから始まる。



道は比較的整備されているものの
ところどころにある道標が
雑草に覆われていたな。





水場を過ぎて林道に出ると左折し、
少し林道を歩くと右に



額井岳への登山路がある。



道がぐいちになっていて、
行き止まりのように見えるが
道標を信頼して登っていこう。

この日は平日とあって
十八神社のところから
全く人けはなかったが、
訪れる人はいるようだ。
道のあちこちに登山靴の型がついている。



登山道沿いの生物を眺めてみよう。
この季節はキノコが多いね。





あちこちににょっぽり顔を出している。



そしてdoironくらいの年代になると
気になるのが年金、
木になるのが粘菌
ということで、これは「粘菌」かなあ。



とそんなバカなことを考えながら歩いている時だった。
何気に林の中に視線をやると、
ある景色に背筋が凍りついた。

林の中、木の根元で
誰かがこちらをじっと見ているではないか。
それはうめき声が聞こえてきそうな
青白い顔をした人間の顔だった。
森の中に取り込まれてしまったのか、
表情は悲しい。
後ずさりをしてしまったよ。
それがこれ。



ドヒャーでしょ。

推察するにこれはきっとdoironが知ってる
頭にタオルを巻いて山を走り回っている誰かが、
転んでここに顔を打ち付け
そこに菌が付着したのでしょう。

ほっといて先を急ごう。

おお~、これは秋の化身
うらやましくもたくさんの
固い毛におおわれた
栗ではないか。



実の入っているやつもあったぞ



下から見た山の形で
容易に想像はできたが、
山頂が近づくにつれ
傾斜がきつくなってきた。



ヒーハー、ヒーハーと登り続けて行くと、
やがて登りが緩やかになり、



山頂が見えてきた。



やったあ、大和富士登頂だあ。



山頂にはちょっとした休憩施設がある。



そこで記念写真をパチリ。



そうそうこの山にはUFOが
飛んでくるという都市伝説はないでしょうか。
山頂を眺めまわしてみますと、
無数のクレーターがあるではないか。

これ。



きっと村の人はこんな風に語ってくれるはずです。

「おれぁ、見ただよ。勧請縄を張った翌日、
お山のてっぺんに明るい光るものが
下りてきただ。
おれぁ、てっきり山の神さんが
下りてきたんだと思ったら、UFOだったんだべ」

というようなことではなくて、
これは「アリジゴク」。



ウスバカゲロウの幼虫が、
蟻などの小昆虫を捕まえるために作ったトラップだ。

昔はdoironの地元の神社でも
よく見かけたけど、
この頃はあまり見なくなったな。

見ると、足下が新興住宅街も
真っ青のジゴクだらけだった。

生存競争はキビシーのだ。

休憩所の横には、こんな祠もある。



雨乞いの水神様が祀られているそうだ。
今日は降らせないでね。

ところで、地図をみると
この山にも三角点があるはず。
探してみよう。

もっとも高そうなところに目星をつけて
行ってみると、ありました。
休憩所の陰の目立たないところに
設置されてあった。

これ。



全国で約7万か所ある四等三角点のひとつだ。



地形図に記載された高さは

812.6m。

山頂の板切れに書かれた標高816mと
ちょっと違っている。
そして手持ちの資料には821.6mの表記もある。

思えばこれまでいろんな山に登って来たけど、
山頂にあるこういう山名表示板などの高さ表示が
往々にして微妙に異なるのは何故なんだろう。

そこで国土地理院の三角点について調べてみたら、
山の三角点は必ずしも最高地点とは限らないのだそうだ。

なるほど、道理でまだ周りに高いところがありそうなのに
三角点があるのはそういう事なんやね。

確かに三角点は最高標高にあるとは限らない。

そういえば、GWにご近所の
三角点巡りをしたときにもそうだったもんね。
三角点はあくまで水平位置を決めるもの、
山の標高のためではないのだ。

なのでこれでいいのだと続く。