ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

情報の池

2008年11月28日 23時19分00秒 | 仕事

あるところに、
情報の池と呼ばれる池がありました。
そこは、堤防に囲まれた池で
普段はゆったりと情報を湛え、
のどかな景色の中に
佇む、それは静かな池でした。

池の底からは
人々の営みの生み出す情報が
コンコンと湧き出しており
池の堤防の周りには
野草が咲き乱れ
さらにその周りには
様々な人々が平和に暮らしておりました。

池に蓄えられた情報は
時々池から流れ出し、
その流れは
堤防の周りで暮らす人々を
時に優しく潤わせ、
時に激しく困らせていました。

そんな情報の流れを制御し、
意外なところからあふれ出すのを防ぐため
小さな堰を設けて
情報守りをしている男がいました。
男は少し前まで
心の臓の調子が悪く
最近、やっと治ってきたと思ったら
今度は腰痛に悩んでいました。
男はそれでも
堰の上げ下げをしながら
毎日、結構楽しく情報守りをしておりました。

男は整然と流れる情報を
見るのが好きでした。
そして何より、その流れに沿って
人々が寄り添いながら
情報を受け取る姿は、
あたかも喜びを汲み上げるようだなと
男は、細い目をさらに細めて
いつも笑いながら
見つめていました。

ところが、昨日
そんな、池の堤の一部に
誰かが、小さな穴を開けてしまいました。
情報守りの男が
駆けつけたときはまだ
小さな流れでした。
男は流れを止めようと
押えた指の間からも
情報は流れ出し、止められませんでした。
勢いはますます強くなり、
やがて
誰も止められないような
勢いになり
予想通りに
ものの見事に
堤防が決壊を始めました。

情報のパンデミック
情報のビッグバンの始まりです。

もうこうなったら
誰も止めることはできません。
男もすっかりあきらめて
ただただ、茫然と見守るばかりでした。

牙を剥いて氾濫し、
人々の心をさんざん荒らして
暴れまくった情報が
落ち着きを見せ始めたのは
池に湛えられた情報の水位が下がり始めた
午前0時。

決壊現場に佇んでいた男は
少しずつ、決壊した箇所に
泥を積み上げ始めました。
ここをきちんと防がないと
堰を設けている意味がない。
そんな思いで、いっぱいでした。

強烈な情報にさらされ
混乱した人々の心を
鎮めるためにも
また、いつものように
小さな堰の上げ下げで情報の流れを
整流にするために
男は泥を積み上げる作業を
やめるわけにはいきませんでした。

たとえ泥まみれになっても
それがその男の仕事なのだから
仕方ありません。

ふぅ~

昨日今日と
そんな、二日間でしたあ。
エイにもいけなかったし
運動もできんかったさぁ。って何ゆえ急に沖縄弁?)
ていうか
ほとんど寝ることも
ままならんかったさぁ~(だからぁ)

明日は、休んで村の人の法事
そして日曜は
朝から一日仕事をした後、
夜はルネの忘年会だ。


それにしても
先週、フルマラソンも走りーの、
仕事で泥まみれにもなりーので
さすがのdoironも

少々お疲れ気味だにゃあ。