ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

神話のふるさと、宮崎

2007年06月06日 23時12分45秒 | weblog

神々が日本を作った頃の話。
日本書紀や古事記に描かれた
ハイライトシーンの多くが
宮崎にあると言われている。
天岩戸神社もその1つ。
そもそも神話は
自然現象や人々の営みを
象徴的に描いた世界。
だから
天岩戸伝説も
その昔の皆既日食を
表しているという説が有力だ。
しかし
そんな人々が畏れ、敬う世界を
勝手な解釈をしたり
面白おかしく書くのは
ひかえておこう。

今回の旅で訪ねた4社の神宮を
順に書いてみよう。
雨の中
まず最初に行ったのは

霧島神宮

宮崎空港から
車で約2時間。
山道にさしかかる頃
巨大な鳥居が
突然現われる。



そしてこれが本殿。


ちゃうちゃう!

これは、日豊本線「霧島神宮」駅舎です。
神宮を模した立派な駅舎でした。
改札から先の奥に
御神器の鏡が
祀られているんじゃないかと
思わず覗き込んでしまいました。
本当の本殿がこれ。
かの阪本竜馬が
おりょうと二人で新婚旅行に
訪ねてきた場所らしいです。



だからというわけでは
ないやろうけど、
折りしも本殿では
神前結婚を挙げたばかりの
カップルが、列席者らの
カメラに囲まれていました。

どなたか存じませんが
勝手に写真を使ってごめんなさい。
お二人の末永い幸せをお祈りしています。

そして次に訪れたのは
旅行2日目の

青島神宮

陸続きの島の中にある神宮だ。
だから橋を渡っていかなければならない。

天候は雨、しかも強風
波も高い。
橋の上では横殴りの雨状態。



橋のたもとで見ていると
風に向かって傘を盾のように持って
まるで、銃弾から身を守る
SATのような歩き方をしている
観光客の姿もちらほら見える。
奥さんと相談し、ここまで来て
行かなかったら余りにもったいない、と
結論を出し
強行突破することにした。

橋の両脇で荒れ狂う日向灘に
注意を払いながら
傘を盾のように持って
いざ、青島神宮へ。
島の部分に渡ると
防風林のように熱帯植物が
密に茂っていた。


青島神宮、島の入口にある石碑。

熱帯樹林の風下で
ずぶ濡れになったズボンを嘆きながら
しばし休憩していると
なんと前から近所の知りあいがやってきた。
バスツアーで来たらしい。
しかし、世間は狭い!

青島神宮は
熱帯樹林に囲まれた
色鮮やかな本殿を持つ。



やしの葉陰と
あまりに日本的な建築物の
コントラストが微妙やな。

その次に行ったのが

鵜戸神宮

海辺の絶壁の洞窟内に
建てられた
ここも、他にない異色な神社。






イザナミノミコトのお産場所
みたいな言い伝えで
ここは今は安産の神様にもなっている。

また、本殿の奥に
「おちち岩」があって
お乳のように水が滾々と湧いている
神域もある。

写真でみたら
穏やかやけど
この神社のすぐ横では
強風にあおられた大波が
文字通り、怒涛のように
轟音をとどろかせているのでした。



この神宮の入口にあった丸いしめ縄?

そして最後に訪ねたのは

宮崎神宮

ここは宮崎の市街地の中にあって
ひときわ深い森に囲まれた
清廉なイメージがしていた。



この本殿の奥、見えている
一番奥の祭壇には
三種の神器の一つといわれる
鏡が祀られてあり
礼拝の時に
覗き込んだら
自分の姿がくっきり映っていた。

その昔
天の岩戸にこもった
アマテラスの神様に
隙間から鏡を見せて
そこに写る自分の姿に
興味をひかせておいて
そのすきに
扉を開けたとされている。
その時の鏡が
三種の神器のひとつとされ、
今は伊勢神宮にあるといわれている。

それにしてもかなり離れたところに
置かれてある小さな鏡に見えるのに
拝礼する自分の姿がくっきり映ったのには
少し感動したな。
かなり磨きこまれているんでしょうな。


これで、訪ねた神話のふるさとは終わり。
どれもみな
その神宮のいわれなどが
境内のどこかに建てられてあって
主祭神である神様の名前が
書かれてあったが、
難しい漢字の名前ばかりだったので
記憶に収め切れなかったよ。
それにしても、昔の神様の名前って
あんなに、複雑な名前なんやろなあ。

と、そんなことあんなこと考えながら
神話にまつわる場所4ヵ所に
今回の旅の途中に立ち寄ってみたのでした。

次回は温泉編