雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

ダヴィンチ・コード 上下

2014-08-09 21:00:00 | 

ダン・ブラウン著"ダヴィンチ・コード 上下"を読みました。
はらはら、どきどきで実におもしろかったです。
映画になっていますね。
見ていません。
あまり有名だからかえってさけていました。
よく考えられた話です。
キリスト教に関する謎にせまる話ですからにがにがしく
思う人もいるのではないかと思います。

パリのルーブル美術館で館長のソニエールが殺されました。
彼が必死で残した文章に書かれていたアメリカの教授の
ロバート・ラングドンの名前がありました。
ラングトンは警察に協力して欲しいと美術館へ連れて
こられました。
実は警察に犯人だと思われていました。
暗号解読官ソフィー・ヌヴーが現れて彼は警察から
逃れます。
ソフィーはソニエールの孫でした。
ソフィーは祖父にある出来事があって10年も会って
いませんでした。
残された文章が暗号でソフィーに宛てられたものだと
彼女は気づきました。
暗号を解いて次のものを手にするとそれも暗号だで
また解かなければいけないと、このパターンがずっと
続きます。
ソニエールがパズルの類が好きで孫娘を相手にずっと
やってきました。
はらはらとする状況で暗号を解いて次の品物を手に
入れます。

ソニエールがシオン修道会という宗教的秘密結社の
トップだったことがわかります。
シオン修道会の4人の代表が全員殺されました。
彼らはずっと昔から聖杯を守ってきました。
キリストがマグダラのマリアと結婚していて子供を
残しており現代までその子孫は続いているという
秘密を隠していました。
サングリアル文章が存続して世に出たら大騒ぎに
なります。
それを阻止しようとする宗派がオプス・ディです。
オプス・ディの修道僧シラスが導師と呼んでいる人物の
命令の元、ソフィーとラングトンを追っています。

二人はリー・ティービングという大金持ちの聖杯の
研究者の広大な館に逃げ込みます。
警察もシオンも追っています。
シオンが現れますが反撃にあって囚われます。
ティービングは服従している執事とソフィーと
ラングトンとシオンを連れて館を逃げ出します。
自家用飛行機でイギリスに侵入します。
聖杯はイギリスにあると信じているからです。

手に入れた祖父が作ったキー・ストーンの暗号を
解いていきます。
一つ解くと次の暗号です。
やがてすべての事件を操った人物が姿を現します。

終盤にはソフィーの家族の秘密もわかります。
ずっと受け継がれて守られてきた文章はどこにあるので
しょうか。

壮大な物語です。
私の宗教っていったい何だという疑問は一向に解決
出来ないでいます。
自分は無宗教だと思っていても日本の空気の中に
漂っている宗教色にきっと染まっているんだろうなと
思います。
キリストを奉っているのにキリストの事実を潰してしま
おうと画策している人々はキリストを信じてはいないと
いうことになります。
むろんこの話は創作です。

おもしろかったです。
犯人があの人だったのは残念です。
いろんな人に追われている二人ですが強力な組織力を
持ってせまってくるのは警察です。
確実な証拠があるわけでもないのに執拗に追ってくる
警察が軽薄に見えます。

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