雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

お任せ!数学屋さん

2014-11-13 21:00:00 | 

向井湘吾著"お任せ!数学屋さん"を読みました。
中学二年生たちの話です。
陣之内宙が転校生としてやってきました。
「特技は数学。将来の夢は、数学で世界を救うことです」
と挨拶しました。
宙は「数学屋」という店を教室で始めました。
誰も来ないのを見かねた隣の席の遥が手伝い始めます。
「お悩み、解決します」という幟を立てて依頼人を
待ちます。

"数学が生活に役立つことを示せ"
遥の悩みを数学で持って解決の方法を示します。
ソフトボール部の遥は新しいグローブが買いたいのですが
月のお小遣は使い果たして残りません。
どうしたらお金を残していけるのか数学で導き出します。

"グランドを二等分しなさい"
運動場は四角ではなく台形をしています。
二つにきれいに分割できません。
お昼休みには女子はソフトボール、男子は野球をするため
いい方をとるため競って運動場に飛び出します。
運動場の面積を等分にする方法を示します。

"部員たちのやる気を向上させなさい"
野球部のキャプテンになったばかりの翔はついてきて
くれない部員をどうしたらいいか悩んでいました。
数学でやる気を起こさせることはできるのでしょうか。

"恋愛不等式を解きなさい"
顔を合わせずに相談できるよう相談箱が設置してあります。
そこに恋の悩みの相談が寄せられます。
心の問題を数学に置き換えられるでしょうか。

"二人のグラフを描きなさい"
宙が誰にも告げずにアメリカに行ってしまいました。
父親の転勤に家族も同道したのです。
アメリカで数学がもっと学べるという父親の言葉で
行くことになりました。
遥のことを特別に思っていたとの手紙を残します。

"数学で世界を救いなさい"
高校生になった遥たちは集まって数学の勉強をしています。

数学の話、おもしろかったです。