田中経一著"キッチンコロシアム"を読みました。
昔、料理の鉄人という番組がありました。
私はまったく興味が湧かなくて一度も見たことは
ありません。
この本は番組の演出をしていた田中さんが書いた
ものだそうです。
フィクションですが、登場する人物は番組に出演
していた人たちとほとんど同じ名前ですから
誰をモデルにしているのかはわかります。
和食の料理人の道場が重要な登場人物です。
鉄人に対して挑戦する料理人が料理対決します。
食材は直前に発表されることになっていましたが
二度も誰かが挑戦者に事前に知らせました。
このことで道場は番組を辞めると決心します。
房之介というホームレスの青年がいます。
拾ってきた食材を使って山さん、博士の仲間に
おいしい料理を作っています。
彼は道場と関係がある人物です。
彼を対戦者とすれば道場も引退試合として出場
するだろうと教えられます。
房之介は道場と金沢の星辺茶寮でいっしょに
働いていた河田真作の息子です。
彼が8歳の時に星辺茶寮は火事で焼け、店主が
亡くなっています。
真作は火事の数日後に姿を消しています。
房之介も道場も真作を探しています。
二人がテレビに出れば見つかるかもという望みを
もって対決は大晦日から元旦にかけて放映
されました。
火事の真実が試合後に明かされますがなんだか
嫌な気分になりました。
これは惨いよね。