雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

ラブ・ミー・テンダー 東京バンドワゴン

2018-08-02 13:24:39 | 

小路幸也著"ラブ・ミー・テンダー 東京バンド
ワゴン"を読みました。
今回は時代を遡って我南人が二十歳ごろの過去の
話です。
いつもは幽霊として話し手のサチは生きています。
我南人が奥さんとなる秋実と出会った時の話です。

我南人のバンド LOVE TIMER の仲間たちは暴漢に
襲われている秋実を助けました。
我南人は秋実を古書店をやっている実家の東京バンド
ワゴンへ連れて行きました。
秋実は埼玉の養護施設でくらしている高校生です。
冴季キリは人気アイドルとして活躍しています。
前は秋実と同じ施設で暮らしていました。
そのキリから助けを求める電話があったため、
秋実は東京へきました。

キリは別の事務所の人気アイドルの三条みのると
結婚を望んでいます。
しかし二つの事務所はアイドルが結婚することを
望まず、二人とも見張りがつく軟禁状態にあります。
黙って見ていられないのが東京バンドワゴンに
集う人々です。
なんとかしてやろうと知恵をしぼります。
昔の仲間が手を貸してくれます。
食事を一緒にしている近所の学生たち、 LOVE TIMER の
仲間たちといろんな人たちが手助けします。

秋実はこの出会いで我南人と後に結婚することに
なるのです。
賑やかでお節介で優しい人々です。
大勢の人が集まって食事する風景がいつもながら
楽しいです。

安心して読める東京バンドワゴンでした。

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