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‘紫苑’の花が咲いたよ (^^♪

今年もマイ菜園で、‘紫苑’の花 が今盛んに咲きだしています   
薄紫色の小菊のような花をたくさんつけ、2m余にも及ぶ草丈で咲く様子は、なんとも清々とした綺麗さを感じます  
花の天辺に飛んできた“イチモンジセセリ”が、とても気分良さそうに吸蜜しています


原産地は中国ですが、日本での栽培の歴史も古く、平安時代・紫式部の「源氏物語」には登場してきます
色の表現で、「紫苑色」というのがあり、独自色扱いされる位に、‘紫苑’の薄紫色は大宮人に好まれたのだそうです
 ちょっと薀蓄(うんちく)で~す 
(私は読んでいないので、実はこれネットの受け売りですが・・・)
平安時代の小説『源氏物語』の後半にある”野分”の冒頭を飾る一コマに、‘紫苑’はでてくるのだそうです
『中宮の町の秋の庭には、再び盛りの花の色が訪れていた・【中略】鴨跖草(つきくさ)の青を点々と遣水(やりみず)のように引き寄せるものは、‘紫苑’の一叢(ひとむら)・【中略】虫の篭を提げ持った女童達が階を下りてくる
‘紫苑’なり撫子なり、その色目をあるいは淡くあるいは濃く染め分けた衵(あこめ=内着のこと)』


   “ ふりはへて /  いざふるさとの /  花みむと /  こしを匂ぞ /  うつろひにける ”
                                (詠み人知らず・『古今和歌集』巻10物名「しをに」)
歌の意味は、
   『わざわざ(ふりはへて)昔なじみの場所に、花を見ようと意気込んで来たのに、その姿はもう色褪せていました』

そんな‘紫苑’の 花言葉 ; 「 追憶 」 、「 どこまでも清く 」 
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