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‘コガマ’ 見っけ!! ; 水生植物

群馬・高崎の植物園で、水生植物の群落があるのを見つけました 
水生植物の中で、‘ガマ(蒲)’の仲間は独特の穂の形で分かり易い植物群です
‘ガマ’は、ガマ科の多年草で、世界に分布しており、日本には‘ガマ’、‘ヒメガマ’、‘コガマ’の3種が知られていますが、私の浅識では見分け方がよく分かりません  
  図鑑を見ると‘ガマ’と‘コガマ’の違いは、穂の長さや葉の幅が違うし、‘ヒメガマ’は、雌花の集まりと雄花の集まりの間に隙間があるが、‘ガマ’や‘コガマ’にはないということが分りました
開花時期は‘ガマ’・‘ヒメガマ’と咲き出し、‘コガマ’が一番遅く9月初旬まで咲いているようです
‘ガマ’の穂の長さは 10 ~ 20 センチですが,‘コガマ’は 6 ~ 10 センチと小さいので、見分けやすいようで、写真は‘コガマ’と判断しました
茶色い穂は、ウインナーソーセージにそっくりですね 


 ‘ガマ’のチョイ薀蓄(うんちく)で~す!! 
花粉は生薬としては「蒲黄」(ほおう)と呼ばれ、外用でそのまま傷口や火傷(やけど)に散布薬としたり、内服利用として利尿作用、通経作用があるとされています
江戸時代から、「ガマの油売り」という傷薬の軟膏を売り歩く商売がありましたが、この「ガマ」とは、「ガマカエル(ヒキガエルの別名)」ではなく、水生植物の‘ガマ(蒲)’の事で、大道芸の口上に「カエル(蛙)」を利用した様であるとも言われています  
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