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生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

人間の原初感情を大切に

2006年09月15日 | 第1章:愛の領域
人間の原初感情を知らないと無駄なエネルギーを使ってしまい益々不安な生活をしてしまいます。日常生活では小さな<友情、優しさ、愛情、親切>があって初めて生き甲斐を感じるものです。大きな愛(生涯、相思相愛の男女のような)は人生ではあまり期待出来ません。ですから、あまり大きな愛情生活を夢見ている人は生涯、孤独感が先に立ちます。ホモサピエンスは33,000年前に発生しましたが、感情が発達し複雑な感情生活に分化していくには、相当の年月が必要でした。森や砂漠を生き抜いた祖父母達を生き延びさせた感情が<好き、嫌い、怖い、怖くない>の4つの感情でした。この食べ物は毒か、毒でないか、この道は怪獣が出る危険があるのか、無いのか、その選択基準をこの4つの原初感情が教えてくれたようです。今回はこの原初感情について5回に分けてお話していきます。今日の写真はあなたは好きですか、嫌いですか?正直に意識化し、言語化してみて下さい:<原初感情論:15-1>:

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<愛する>人

2006年09月14日 | 第1章:愛の領域
今日のテーマ<愛する>人、の意味はホモサピエンスである人属は愛する動物である、と言う意味です。<私は人を愛せないんです>と苦しむ男女が沢山います。意識の上で、そう感じているのですから、その言葉を信じた上で治療を開始しますが、実は人類(人間)はどんな人でも何かを愛していないと一瞬でも生きていけません。愛するものを無くすと殆どの人は自殺してしまいます。赤ちゃんが母の乳房を愛しているように瞬間でも何かを人は愛しています。美しい花を愛する人、お金を愛する人、人を愛する人、愛の対象は人により全部違います。中には不安、怒り、鬱、錯乱を愛している人もいます。愛するエネルギーは定数が決まっていますので、愛する対象を意識し、金、権威、名誉から人に変更しない限り、人は人の愛を得る事は出来ません。愛する対象が何かを総点検してみましょう:<愛する人:14-5>:

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愛は不安と孤独へのプレゼント

2006年09月13日 | 第1章:愛の領域
宇宙と人間の本質が不安だとしても大脳組織は上手く出来ていて、日常生活では人の心を安心させるように働いています。人間の一番恐ろしい性格は傲慢性ですが、どんな人も油断すると傲慢になり周囲を哀しませます。賢い人は、時々心を振り返るので直ぐ自分の傲慢性に気づき、人間の空しさ、哀しさ、不安、孤独を五感と体感で受けとめます。そしてその中から改めて周囲の人々の小さな親切、愛に感動し、また、生きる意欲を感じます。この繰り返しが人生かもしれません。共存共栄、手を取り合って生きていこうと言う考え方の知人を沢山作りましょう。朝、顔を洗う人の表情で、その日の幸せが決まるそうですが、小さな親切と優しい他者への気配りは不安と孤独におののく人類社会での最高の宝。:<愛する人:14-4>:

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最高の友は誰?

2006年09月12日 | 第1章:愛の領域
人類の発生以来の難問をここで一言で答えようとしているのですが、誰に会えば自分の深い孤独感が満たされるか、という答えは<祈り>しかありません。誰に祈るか、と言うと宗教を超えて、自分が持つ魂に祈るのが最高の知恵でしょう。人生の最後は自分の死で終わります。その死の時、身体から離れていくのが魂ですが<魂は愛そのもの、病む事もなく、永遠に生きるもの>と言われています。その魂は全てを直感で見通す力を持つとも言われてもいます。その自分の魂に向かって、どんな場合でも誠実に問いかける習慣をつけておくと、人生のどんな難問でも答えが自然に心の中に浮かんできます。自問自答の形での祈りの習慣とそこから誕生してくる知恵は人生での最高の友でしょう。哲学史での魂とは、を深く研究してみましょう。:<愛する人:14-3>:

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人生のオアシス

2006年09月11日 | 第1章:愛の領域
誰が私の孤独感を解消してくれるだろうか?プライドを捨てて素直に心に問うと面白い現象が起きてきます。一つは身近に色々の種類と深さの違う知人、友人、愛する人々が沢山存在しているのに気づきます。また、全員が心の奥で、誰が自分の孤独を満たしてくれるだろうか、と自分を愛してくれる人を探している自分に気づきます。そうこう思索しながら、最後に、一番賢い人は愛される事より、愛する方が孤独感が解消している事に気づきます。自分を愛してくれる人を探して数十年、結局そんなに期待通り自分を愛してくれる人が居ないのに気づきます。魂、心、身体で理想通り愛し愛される人は人生では殆ど遭遇しないものです。身近な人をさりげなく愛し、大げさでなく、小さな親切をしあえる人間関係にこそ人生の大きな愛のオアシスが存在しています。もう一度身近な友情、親切な人を再発見してみましょう。そこに大きな人生のオアシスがあることが分かります。:<愛する人:14-2>:

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孤独感をいやしてくれる人は誰?

2006年09月10日 | 第1章:愛の領域
人間の本質が不安、宇宙の本質も不安、このような真実が分かってくると、日常生活での人の小さな親切に対しても感謝と喜びを感じるようになります。人間の本質が平安で、宇宙は安定、と考えていると、自分の心を乱す人は敵、嫌な人、と言う事になってきます。人間の本質が不安、そんな中で、どうしたら心を明るく、平和で、楽しく暮らせるだろうか、と模索していると、同じ志の人、目的や夢、理想が類似している人々と出会えるように人間社会は出来ているようです。求めよ、さらば与えられん、人は考えた通りの人間になる、という古来の諺に納得・感動する出合いがあります。その出合いは今までの孤独を満たし、更に大きな生きる意欲となっていきます。これから5回にわたり孤独をいやしてくれる人間について思索していきます。:<愛する人:14-1>:

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自然治癒力

2006年09月09日 | 第1章:愛の領域
ホメオスターシスと言われる<自然治癒力>を意識するか、しないかで、人生が大きく変化していきます。おおげさだなあ、と考えてはいけません。日々の生活がどんなものであろうと、この自然治癒力を信じている人と信じない人は見えてくるものが違うのです。どのような時にこの自然治癒力が働くか、と言いますと、一人静かに雰囲気の良い部屋で何も考えないようにしている瞬間に作動開始します。ばたばたした時空での心の世界ですと、何故かあまり自然治癒力を発揮する事が出来ません。身体の傷が癒えていく場合もあまり激しい運動をしていては効果が無いのと同じです。生き抜く知恵が静かな孤独の時間から生まれるように、心の癒しも身体の自然治癒力を信じて何も考えぬような時間を設定すると突然、良い考えが浮かんできます。古代の人々は睡眠の後か、排便の後か、平原をゆらゆら旅をしている馬上でのまどろみ、の時に何故気づきが生まれるのか、こんな体験から自然治癒力を発見していきます。:<孤独と知恵:13-5>:

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自然体のめやすの一つが孤独感!

2006年09月08日 | 第1章:愛の領域
長い間、心理療法の立場から人間観察をしてきました。どんなに厳しい環境に居ても、或人は明るく、自然に、のびのびと生きています。或人は食べていける経済環境に居ても、せこせこして萎縮し暗くじめじめして生きています。この違いはどこから生まれるのでしょうか?一番の原因は<アイデンティーの統合度:生き抜く上での考え方の統合>が整理されていない事、つまりどんな環境に居ても、明るく自然にのびのびと生きていこう、という決意が出来ていない事が原因です。不思議な現象なのですが、人は孤独感が嫌いです。孤独感は知恵の源なのに、それに気づかず、孤独感を感じるとそれを味わうことなく、そこから逃げ出す人が居ます。自然体になれば必ず孤独感を感じるように人間の心の仕組みが出来ています。孤独感を上手に知恵の源として使用するコツを覚え、その上で自然体を身につけたいものです。:<孤独と知恵:13-4>:

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人は何故、一人で生まれ、一人で死んでいくか?

2006年09月07日 | 第1章:愛の領域
どの人種・文化の歴史を見ても、一人で死んでいくのが嫌で、強引に死の道連れをつれて死ぬ人が居ます。実際の歴史(エジプトの王様、中国の王様を含め)も、神話の世界でもそうです。自爆テロの或種の人もそうです。しかしこの現象は異常現象です。さて一人で生まれ、一人で死んでいく姿は当然だと考えてしまうのも貴重な思索への機会を失ってしまいます。哲学史の中の貴重な思想の一つに<信・望・愛>という概念がありますが、自分の死を正面から見つめ意義あるものにする人は賢明です。刻々と流れ行く自分の貴重な人生を悔いなく生きる知恵を与えてくれる契機がこの人生での<何を信じ、何を希望し、何を愛すべきか>を考える機会がこの自分の死を時々考える事と言われています。<メメント・モリ>。死は決して暗い世界ではなく永遠の愛と希望と喜びの世界>への通過儀礼である事を想いましょう。:<孤独と知恵:13-3>:

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目に吸い込まれそう!

2006年09月06日 | 第1章:愛の領域
愛し合う男女が互いの目を見つめ合うと互いに吸い込まれてしまう、と言われています。古代の魔術師や現代の催眠術師はこの人間の仕組みを巧みに利用して商売に使います。ホモサピエンスは霊長類と言われるような生物ですが、一番の特徴は<愛である魂>に生きるように創造されている点です。愛し合う二人が互いの目を見つめ合うのは魂と心と身体を一致させ、この世にいながらあの世で生きるかのような愛の世界に行く一番良い方法だからです。それだけにプレイボーイ・ガールはこの仕組みを本能的に熟知していて悪用しますので善良な男女は注意する必要があります。動物が人間の目をのぞき込み危険かどうか察知しようとしますが、本物の愛を確かめる方法も目から吸い込まれないようにしながら、相手の目をしっかりと見つめ自分で愛を確認しながら生きていきましょう。:<孤独と知恵:13-2>:

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病的な孤独感と健全な孤独感

2006年09月05日 | 第1章:愛の領域
人は<心のありよう>で、心の病気になります。その場合を心因性病理と言います。その病理は<意識、無意識の世界での理想と現実のギャツプ>から生まれます。例えば、よくある事例が、新婚生活での二人の間の病的な孤独感です。新婚なのに、互いに<何と冷たい人>と悩むケース。この場合の治療は二人のそれぞれの理想を総合的に傾聴します。更に二人それぞれの現実の<体験の解釈>も徹底して聴きます。理想の在り方、解釈の仕方が、現実吟味力の不足、考え方の整合性不足、心の抑圧、逃避等の防衛機制の在り方に病的なものが見られるケースがあるのです。このような診断を時間をかけながら、健全な孤独感か、病的孤独感かを識別していきます。今日から5回にわたり誰にでもある孤独感を利用しながら明るく生き抜く智恵を思索していきます。:<孤独と智恵:13-1>:

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寂しさはどこから生まれるか?

2006年09月04日 | 第1章:愛の領域
何となく寂しいなあ、という感情は、その人の生育史上の理想と現実のギャップから生まれます。そのギャップに気づき、更に考え方を整理していく為の<アイデンティーの統合>作業では、明るい人生哲学を確立していかないと、そのギャップは埋まりません。どんな感情にも、その発生には、それぞれ深い意味があります。何となく寂しいなあ、と言う感情発生の意味は、寂しさを感じたその人が更に愛についての思索を進める時期が来た事を暗に示唆しています。<魂から来る寂しさ感>は<自分の死について思索し解決する>以外方法はありません。自分の死が<永遠の生命>に繋がっている真理に気づけば、大きな寂しさ感は解決します。あとの寂しさ感は<心から来る寂しさ><身体から来る寂しさ>ですが、これは何とかなる領域です。
:<プライド論:12-5>:

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沈黙の美しさ

2006年09月03日 | 第1章:愛の領域
人は本当に寂しい存在ですが、それを知りながら静かに耐えている人も美しいなあ、と思います。あーあ、寂しいなあ、と思っても、なかなか寂しい、とは言えないのが人の心。それをさりげなく察知してプライドを傷つけないように、暖かい配慮をしてくれる人がいますが、その存在はまさに天使です。そのような人はこの世の最高の宝物ですから、何よりも大切にしたいもの。愛と信頼と感謝と祈りの生活を与えてくれる人は神様からの最大のプレゼント.何故<寂しさ>を人が感じるのか、その意味は<深い愛・永遠の生命>を求めさせる原動力になるからです。明日詳細に思索します・:<プライド論:12-4>:

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健康的寂しさと病的寂しさの違い!

2006年09月02日 | 第1章:愛の領域
心理療法をしながら患者さんに<不安感>から来る<寂しさ>が健全で、<プライド・見栄>から来る<寂しさ>は不健全ですよ、と言うと人々は変な顔をします。さて宇宙、地球の大自然、人類の歴史、家族の変転、どれを観察しても安定はあり得ません。つまり万物流転、宇宙、人生の本質は<不安>が真理ですが、それに気づいていない人々が多すぎます。ですから<不安感>を正直に感じる人は真実を正直に受け入れている人々です。不安感が真理だと意識し知覚していない人々は、まだ悟りがたりません。一生懸命、あえて不安を感じないように努力している私達仲間に失礼ですが、真理である不安感を意識しないで、あえて真実を見ないように生き抜こうとしても、いつか大きな絶望と挫折に襲われます。不安の反対が平安感ですが、身近な親切と微笑みから感じ取る平安感を<恩寵>と解釈して感謝する事が人生を幸福に生き抜ぬく為の最初の関門である事を知りましょう。平原に堂々と生きている一本の大木が人々の指針となりますように。:<プライド論:12-3>:

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唇と横顔

2006年09月01日 | 第1章:愛の領域
相手の感情を読み取る場合、動物は人間の目を必死で見つめます。その次は唇とあごの辺りを観察しているようです。口元はどんなに感情を抑えても、目と同様に無言の感情を表現しています。私はよく父親に七面鳥だ、と笑われました。感情が身体全体に直ぐ現れるからです。この七面鳥という私の長所と欠点は心理療法でも色々の成功と失敗の遠因でしたが、最近はもう直そうと努力しません。かえって出来るだけ正直に感情を表現するように努力しています。そうすると相手が私の事を判断して下さり、近づいたり離れたりして下さるので生きるのが楽になりました。人間のプライドは生育史によって違いますが、なるべくプライドも捨てる努力をしています。プライドよりも、もっと重要な<自然体>に気づいたからです。五感と体感を重視し、自然にのびのびと生きる喜びを知ってしまったからでしょう。:<プライド論:12-2>:

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