人は<心のありよう>で、心の病気になります。その場合を心因性病理と言います。その病理は<意識、無意識の世界での理想と現実のギャツプ>から生まれます。例えば、よくある事例が、新婚生活での二人の間の病的な孤独感です。新婚なのに、互いに<何と冷たい人>と悩むケース。この場合の治療は二人のそれぞれの理想を総合的に傾聴します。更に二人それぞれの現実の<体験の解釈>も徹底して聴きます。理想の在り方、解釈の仕方が、現実吟味力の不足、考え方の整合性不足、心の抑圧、逃避等の防衛機制の在り方に病的なものが見られるケースがあるのです。このような診断を時間をかけながら、健全な孤独感か、病的孤独感かを識別していきます。今日から5回にわたり誰にでもある孤独感を利用しながら明るく生き抜く智恵を思索していきます。:<孤独と智恵:13-1>:
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