生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

嫌なものは嫌!

2006年03月16日 | 第2章:心理療法の基本
生き甲斐探索の旅で、特に定年後の生き方を模索する過程で、何がこれからの生き甲斐か、分からないと嘆く親友が大半です。世界中をビジネスで駆け回った友が、理由のない微熱に苦しんだり、何をしても面白くない、と言う姿を見るのは辛い話です。さて話は昔に戻りますが、学生時代も終わり社会に入り、世間から厳しく叩かれて私達は育ちます。その間、どれだけ自分を抑制し、我慢したことか。嫌な上司に仕え、辛い仕事も我慢、我慢の連続で生きてくる内に、深層心理の世界では<混濁現象>が定住してしまいました。さあ、もう一度、悔いのない人生を生きる為に<嫌なものは嫌!>という意識訓練を開始しましょう。好き嫌いが五感と体感で知覚出来ないと心の病になりやすい人間の真実を認識しておきたいもの。
:<好意論:73-2>:

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恋人にお世辞を言う異性

2006年03月15日 | 第2章:心理療法の基本
生き甲斐探索の旅で出会う男女で一番困る事例は好きか、嫌いかを識別出来ない男女です。何故か、親密な関係になろうとすると、避けてしまうのです。相手がいい加減な異性ならその現実吟味力を評価すべきですが、誠実な愛を識別出来ない場合は悲劇です。両親が子供の頃、突然、交通事故等で帰らぬ人となったような場合、幼い子供は、幸せが突然消失した生育史からの知恵で、幸せな雰囲気が突然、消滅していく恐怖を避ける為に、親密に幸福になりつつある雰囲気を、何故か、意に反して避けてしまいます。この解決方法は、この習性を意識化すると治ります。お世辞を言う異性の人生にこのような過去があるのかどうか、武士の情けで、冷静に洞察するのも、愛の一つの姿:<好意論:73-1>:

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お地蔵様と二人のカウンセラー

2006年03月14日 | 第2章:心理療法の基本
私の散歩道に昔からのお地蔵様が静かに座っておられます。或日、知り合いと3人でその前に着きました。無神論者と自称するAさんですがそのお地蔵様の前で立ち止まり挨拶して通りすぎました。Bさんは宗教が違うから、と無関心に通過しました。あなたはどちらの人に関心がありますか?人間には3つの本能があります。食欲、性欲、見神欲。19世紀末までヨーロッパの大きな大学で教えていたこの見神欲(ケンシンヨク)は20世紀では殆んど無視されましたが最近また注目されています。何故でしよう。本能としての見神欲を無視すると心の病が発生しやすい臨床事例の蓄積が豊富となり宗教心を原初感情として大切にする意味が判明してきたからです:<原初感情:72ー5>:

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肉声の愛が最高の癒し!

2006年03月13日 | 第2章:心理療法の基本
赤ちゃんは胎内で色々の声を聞いて育ちます。優しい母の語りかけの声を聞けば喜び、怖い声を聞けば萎縮します。この世に生まれ落ちた後も、機嫌が悪い時に優しい母の肉声を聞けば安心して眠ります。肉声のトーンは正直なので耳を澄まして相手を識別すれば、その人の本音が見えてきます。嘘を見抜くのも肉声(聴覚)が一番。眼差し(視覚)を加えれば鬼に金棒。大人になれば好きな音楽で心を癒します。人生ではいつも愛し合う人に恵まれる訳でもなく哀しい日々も続きます。そんな時、両手の指を両方の耳に当てて、静かに<愛しているよ>と、自分の声を聞いて安心させる療法もあるくらいです。本当にあなたを愛してくれている友人の声は身近に沢山あり、見過ごさないように。更に<人の身体は神の神殿>とも言われ深層の奥からいつも、あなたに愛の語りかけをしてくれている神様を信じている人はもっと幸せ:<原初感情:72-4>:

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ワインの味と恋の味

2006年03月12日 | 第2章:心理療法の基本
世界中で愛読されている小説<ダ・ヴィンチ・コード>を読んだ友人がパリ郊外南西にあるシャルトル大聖堂を訪ね、生まれて初めてカトリツクのミサに預かりました。そこで神父さんから人々がパンとワインを貰い口に入れている情景を驚きながら見た話を私に語りました。大脳生理学を学ぶ友人は驚きます。神の愛を信徒に想い出させる為にパンとワインを使用する知恵に驚いたのです。古代エジプトやローマ帝国、古代ギリシャの時代からパンとワインの味は人々の幸福の象徴。旧約聖書の詩編や特に<雅歌>ではワインの味わいを美しく詠み上げています。舌の先で味わう優れたワインは神聖な愛の味、人類を繁栄させ幸福にした味の一つです。神様の愛の伝達に使用された五感の一つであるパンとワインの味覚の意味をもう一度、静かに考えたいもの。:<原初感情:72-3>:

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洞窟絵画の神秘

2006年03月11日 | 第2章:心理療法の基本
西南フランスのクロマニヨンの洞窟絵画は今から約35、000年前の絵画です。どんな人が、どんな思いで描いたのか、誰も知りません。この人々は現代人と同じ大脳組織を持つているようですので、五感や体感は私達とほぼ同じ、と考えて良いでしょう。そこに描かれた基本文様は京都の神社仏閣でも描かれている文様と同じようなものがあり、不思議な感じです。話は飛びますが明るく元気に人生を送っている人々を調査すると、どの人もどの人も<日常生活>で<大変な努力>をして<美しいもの>を爽やかに楽しむ傾向があるようです。朝、目が覚めて夜寝るまで、目には美しいもの、耳には心地よい音を、美しく感じる香り、心地よい触覚、体に相応しい健康的な味、この<五感と体感>に<美>を感じるものを<理性>で探求する。洞窟絵画の文様が現代人を感動させるように人間の原初感情を無視した人々の幸せはあり得ません。美しいのもを求める人間の原初感情を大切にしたいものです。:<原初感情:72-2>:

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ルーシーは恋をしたのか?

2006年03月10日 | 第2章:心理療法の基本
1974年エチオピアで300万年前の骨が発見され世界を騒がせました。ルーシーと命名され推定20才くらいの女性?メス?、と言うべきか、論争されました。ルーシーは猿人とも違い、立って歩いた形跡があるのです。さて、ルーシーは恋をしたか、感情が在ったか、これも論争され続けています。心理療法の世界では<原初感情>をとても大切にします。現代社会ではとかく<教養>がこの原初感情を無視させてしまい、原初感情を無視した生活から心の病が生まれています。<怖い:恐怖心>を無視すると五感が発育しません。言葉の発育していない私たちの遠い遠い祖父母たちはこの恐怖心を頼りに危険から身を避けて生き延びる事が出来ました。現代日本社会が危機管理能力が著しく欠落しているのはこの恐怖心を無視したから、とも言われています。この原初感情を大切に育てないと、人は生き甲斐探索の旅でも成功しません。:<原初感情:72-1>:

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悩みは幸福への道筋を現す!

2006年03月09日 | 第2章:心理療法の基本
学問は現実の深刻な悩みの前では役立たず、虚しく感じる事がありますが、勇気を奮い起こして応用する事が賢明なようです。悩みの実体を殆どの人は把握していません。心理療法ではその人の<理想>と<現実>の<ギャップ>を<悩み>と定義しています、つまり赤ちゃんの頃から大脳にインプットされた<こうありたい、こうあらねばならない>と言う想いを<理想>と呼んでいますが、その理想と現実のギャップから身体症状(眠れない、食欲が無い)が生まれてきます。この悩みを4つから5つをノートに書き出す努力だけで幸福への道筋と悔いのない人生のあり方の方向が見えてきます。この手法が<エゴ・ダイナミックス・ノート>と呼ばれ世界中で使用されている一番有効な手法と言われています。さてもう一つ、人生から悩みを取り除いたら幸福への道筋は把握できなくなります。自分の悩みこそが幸福への道筋を教えてくれる唯一つの重要なシグナル。:<推察論:71-5>:

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気配りは天使の世界

2006年03月08日 | 第2章:心理療法の基本
<綺麗だなあ><汚いなあ>と感じる内容は人により違いますが、学問としてきちんと洞察し統計を取ると<綺麗なもの>はあくまでも綺麗なものとして人間の魂と身体に<綺麗なもの>として響かせている真実が見えてきます。また別な調査としては<人は何故狂うか>、その原因調査の臨床事例からも明確に分かります。さて或人の<日常生活>はその人の<人生のたどり着いた終結場面>を現しています。それだけに悩みが深いので、さりげなく<天使の気配り>をされると人は感動して深い愛を感じます。<天使の気配り>は<でしゃばり、おせっかい>と違います。さあ、何が<天使の気配り>でしょう?それは<さりげなく、優しく、そーっ>と陰で、沈黙の内に愛される事。気障なようですが私のまわりには沢山の天使が居て幸せ:<推察論:71-4>:

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恋人を苦しめるNPD

2006年03月07日 | 第2章:心理療法の基本
<あなた>と<私>の関係の中で<あなた>がNPD(自己愛パースナリテイ障害)の場合、しかも、その心の病に気づいていない場合、<わたし>は少しずつ変になっていきます。不安感、言葉にならないモヤモヤの怒り、身体症状、憂鬱、錯乱の症状を呈しますが<あなた>は反省するどころか、更に<私>を追いつめていきます。このNPDの診断は一流の大学病院等の相当勉強しているNPD専門家に相談する必要があります。素人が判断してはいけませんが、素人が判断する目安はNPDの人は<ありがとう>と感謝する事を全く知りません。健全な人は涙を出して<ありがとう>と言う事がしばしばあります。有難うと言わない<あなた>には要注意。
:<推察論:71-3>:

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傾聴は宇宙の音楽

2006年03月06日 | 第2章:心理療法の基本
私は音楽が大好きです。好きな音に触れると魂が踊るのを感じます。また人の話を聴くのもいつの頃からか好きになりました。気障なようですが人が不安や悩みを語り出すとその背景の人生の厳しさ、愚かさ、哀しさが宇宙の色々の音のように感じだします。色々の音が交差すると何故か、2000億あると言われる銀河を想い出します。恐ろしい音と光、甘い音と光、人間の感情<不安感や平安感、怒りや友好的な感情、錯乱や統御感>等の種類は多いようですが、案外少ないのです。感情の処理方法も沢山あります。楽しい方法の一つ:人間の感情を観察し、その上で、その感情と持ち主を自然の動物、花、木、星、銀河に例えて考える方法です。お猿さんは誰さんに似ているなあ、薔薇はA子さん、蛇は誰、と考えている内に心は楽しく、冷静になっていきます。妻は蛇、夫はサソリになりませぬように。自己愛パースナリテイ障害の人はあまりこのような思考、感情は持てませんので専門知識が無くても見抜く事も出来ます。:<推察論:71-2>:

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自己愛パースナリティ障害

2006年03月05日 | 第2章:心理療法の基本
生き甲斐探索の旅で、相談が自己愛パースナリティ障害の人とも気付かずに人生を決めていくと悲劇が生まれてきます。この病はNPDと呼ばれていますがこのNPDを持つ相手をAさんとします。Aさんはカリスマ性もあり個性豊かな感じですがそのAさんの示唆を受け入れていくと段々とゆっくりですが相談に行った人はかえって混乱し、不安な生活に追いやられていきます。明日から数回にわたりこの識別の目を養う方法を考えましよう:<推察論:71ー1>:

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血と汗を流した恩人

2006年03月04日 | 第2章:心理療法の基本
パッションと言う映画を見ながら私の為に血と汗を流してくださった恩人の事を想いだしました。父母を始めとして、私が今、幸せに生きていられるのは全て恩人の汗と血の賜だと改めて感動しました。私の身代わりに死んで下さった恩人を思うと生きる勇気と知恵が泉のように湧いてきます。いつのまにか恩人の生きざまが私の生き抜く指針になっています。人の後ろ姿に無言の迫力と知恵を感じるだけに私の後ろ姿が恥ずかしい。:<委託論:70ー5>:

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視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚は知恵の泉

2006年03月03日 | 第2章:心理療法の基本
理性も大切ですが、生き甲斐相談をする人は五感を大切にしている人に絞り込んだ方が良いようです。特に<人間の愛>に五感を働かせるタイプのセラピストには深い味があります。美しいものを視覚で楽しみ、美味しいものをいただきながら料理人の努力を想う、野に咲く薔薇の香りに涙し、モーツアルトの曲や好きな音楽に感動する、赤ちゃんの手を愛撫しながら命の大切さを想う。五感を楽しむ、五感から沢山の愛を見つめる、五感から森羅万象の奥にある意味を哲学する、五感をフルに活動させる為には相当の知性が必要ですが、人生を賛美し、生きる喜びを知覚し、大地に足をつけた生き方、飽きる事のない人生を知る為にも、これから益々、五感を大切に生きていきたいもの:<委託論:70-4>:

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魂は最高の恋人

2006年03月02日 | 第2章:心理療法の基本
日本人の美しい文化の一つに、お盆で、祖先の御霊を慰め、お墓をみんなで洗い清め、手を合わせてから、美味しい食事をする習慣があります。生き甲斐相談の相手もこのような習慣の人の方が実りある話が出来そうです。欧米の大学で学んだ魂の定義:<人が死んだ時、生物としての物質から離れていく知的生命体>。この人生を生き抜いて、その後に控えているのが何もない無の世界だ、と断言する学者も居れば、ノーベル賞クラスの大脳生理学者で<脳はいかにして神を見るか>を書いたユージン・ダギリのように魂の存在を確信している人も居ます。人は魂と心と身体から構成されていて、身体は死んでも魂は永遠に幸福に生きる、と信じた心理療法の方が、患者さんの中に新鮮で美しい魂を見る事が出来ます。セラピストが相手に美しいものを見れば見る程、真剣に対応するせいか、成功率も高くなります。これは互いの魂が連呼しあっているようです。:<委託論:70-3>

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