生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

女帝が混乱を防いだのか、混乱をまねいたのか?

2013年05月07日 | 第14章:奈良京都は何故私を幸福にするか
歴史上の解釈は、どうか皆さまが自由に楽しんで下さいませ。私が何故、持統天皇に心が癒されたのかを意識化してみます。女性は豊饒の源、命の母でもあり、私は母の愛情に今、どれだけ心から感謝しているか言葉になりません。もちろん冷静な父にも感謝していますが、ここでは持統天皇について思索をしているのでマザコンかなあ、等と考えないで下さい。持統天皇は夫が死ぬと藤原不比等に操られたかのような言動もありますが、この二人の間には古代の、縄文時代のやまとびと、と百済からの帰化人でもある藤原氏の戦いがあります。藤原不比等は大化の改新の時、成功した中臣鎌足の子供なので、壬申の乱の時は姿を隠していたわけですが、何故か、天武天皇に大事にされている所が不思議な歴史です。蘇我氏でもある持統天皇、その蘇我氏の敵である藤原不比等、この微妙な関係を考えながら平安時代に突入していかないと歴史は面白くありません。源氏物語、平家物語、いずれもこの持統天皇と藤原不比等の力のバランスを楽しまないと歴史に深い味わいが出てきないのです。さて持統天皇は混乱を正した女帝です。何故だと思いますか?後に続く元明天皇、聖武天皇、孝謙天皇、道鏡の話、東大寺の誕生、宇佐神宮との複雑な歴史、そんな絡み合いの中で占める持統天皇の存在は何とも大きな存在です。こうして女帝は日本の歴史の混乱をすーっと現れては消えていきますが、何とも大きな女帝の存在を現代でも考えておいたほうが良さそうです。女性と母性は戦争を好む男性に警告を与える点があり、やまとの歴史を思索する時は是非、女帝の和歌も併読しつつ思索を楽しみましょう。
<奈良京都は何故私を幸福にするのか? 16>


自分の生き甲斐を探究されている方々へ:
(1)テキスト「生き甲斐の心理学:ISBN 978-4-9903527-2-1」はアマゾンでもサンパウロ書店でも全国の書店で販売されています。

(2)気楽に広く理論だけを学習したい方は、この私のブログの左記の「カテゴリー」欄をご覧下さい。
その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。

(3)この記事は6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。


いつもクリックして下さり有難うございます。
人気ブログランキング

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 女帝はお好き? | トップ | 談山神社 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

第14章:奈良京都は何故私を幸福にするか」カテゴリの最新記事