どんな人にも劣等感がり、その度合いいかんで人生が決まっていきます。エリクソンは劣等感の原型は8-12才で形成されると論文に書いていますが、私達はそれを参考にするだけで充分で、ここではその程度について思索していきます。生育史がもたらす程度の差について一度も思索していないと、大人の人生で無駄なエネルギーを消耗し、何の為に生きているのか、生き甲斐が何か、自分を大事にしているか、していないか、という重要な問題を思索する際に、この劣等感が不健全ですと目が暗まされているので答えが意識の上に登らない危険があるのです。この生育史における劣等感は日々の勤勉性や技能獲得にも大きく深い影響を与えていますので、とても大事な研究課題です。どの程度の劣等感が健全か不健全化、何を基準に考えるか、そのあたりを思索してみましょう。
<奈良京都は何故私を幸福にするのか? 99>
自分の生き甲斐を探究されている方々へ:
(1)テキスト「生き甲斐の心理学:ISBN 978-4-9903527-2-1」はアマゾンでもサンパウロ書店でも全国の書店で販売されています。
(2)気楽に広く理論だけを学習したい方は、この私のブログの左記の「カテゴリー」欄をご覧下さい。
その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。
(3)この記事は6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。
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