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「また会いましょう」古田敦也兼任監督引退

2007年10月08日 18時18分14秒 | 野球
古田復帰約束「また会いましょう」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=311901&media_id=8

ついに野球界の頭脳,スワローズ兼任監督古田敦也選手が引退しました.
長年のツバメファンとしては,感慨深いものがあります.
目頭が熱くなる昨夜の引退セレモニーでした.

プロ野球というのはもちろん,実力の世界,だめになれば捨てられる.
だから,みんなが「自分のことだけで」精一杯のはず.
人のことなんか考えていたら,自分が蹴落とされる,そんな世界です.

しかし,古田さんは自分のことよりむしろ,プロ野球,いやスポーツ界全体のことを考えて,皆が幸せになれるように,死力を尽くして戦った,そんな18年間だったように思います.

もし,彼が自分の成績のことだけ考えて,選手会長や兼任監督などやらなければ,あと数年は現役選手として,何億もの年収を稼ぐことができたでしょう.

選手会長なんて損な役回りです.
何事も無くて当たり前,何かあったら,選手側からも経営側からも非難を浴びる立場ですからね.

しかし,結果的には,選手会からは,球団を潰さずに済んだことで感謝され,経営側からは,リーダーシップと判断力の確かさを評価され,あんな人材が,わが社経営陣にも欲しいと言わせた.

挙句の果ては某M主党から次期衆議院に立候補してほしいという打診まで...

選手としての晩年は故障に次ぐ故障でほとんど実力を出せませんでしたが,想像するに,治療や十分な休養が必要なときに,公務に追い回されて,体をケアできなかったことが大きく影響していると思われます.

「自分の成績のことだけ考えていれば,あと数年は現役選手として...」と思うのはそういう理由からです.

結果的に公務のために選手生命を縮めてしまったことになりますが,彼はそれに勝るとも劣らぬ大きなものを得たことも事実です.

自分の身を粉にして働く姿勢は,きっと誰かが見ている,いや,皆が見ているわけで,彼に対する信頼感,親しみ,尊敬の念,これらが,彼のこれからの財産になることは間違いないと信じます.

古田敦也さん,こちらこそ,「また,会いましょう」

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