書く仕事

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3年生と4年生の差

2007年05月12日 17時34分07秒 | 日記
今はどこの大学でもそうなんですが、担任制度があります。
入学して学科がきまると、その学科ごとに一つのクラス(学級)を作り、教官が一人、担任として任命されます。
担任はそのクラスの学生が卒業するまで、あれこれと相談に乗ったり、学校に出てこなくなっちゃった学生の家に行って、学校に来るように話をしたりします。
中学高校じゃないんですよ。大学です。
でも、今はそれをやらないと大学に来れない学生もいるのです。

それは置いといて、私はうちの学科の2004年度入学生の担任をしています。
この4月から、彼らは4年生となり、多くの学生が就職活動を開始しています。
3月までの彼らと、4年生となった彼らとの違いが今日の話題です。

表面的な変化は就職活動をするようになったことです。
そして、私が言いたかったのは、その副次的な効果として、自分が他人からどのように見られているかと言うことに、すごく気を使うようになったという点なのです。
学生としての彼らは、もちろん友達間ではいろいろ気を使うこともあるのでしょうが、大人から見て、あるいは社会から見て自分がどのように見えているかと言うことについては、非常に無頓着でした。
それが、就職活動を行うことに伴って、身なりを整えることは当然として、敬語の使い方とか、文章の書き方とか、相手に失礼にならないようにするにはどうすればいいのかと言うことを、真剣に考え始めたのです。
就職活動そのものは必要に迫られてやっているのでしょうが、私としては、この副次的な効果、つまり自分の内面外観を客観的に見て、それを整えるという習慣ですね、これがすごく大事なことだと思っているのです。
そういう訓練を受けた経験がない彼らにとって、社会に出るために必要な最初のトレーニングだと思うのです。
彼ら個々人は皆いい奴なんです。
しかし、対人インタフェースがよくないんです。
もったいないと思っていました。
そんな彼らが客観的に自分を見つめ、それを修正しようとし始めた、ということなのです。
これは、非常に喜ばしいことだと思いますよ。
希望する企業に、皆が合格してくれることを祈りたいと思います。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
擔任制度 (仙丈)
2007-05-12 23:45:04
大學で擔任制度があるんですね~
知りませんでした・・・
世の中が變はつて來てゐるといふことなのでせう。

私は以前の會社で5シーズンほど採用擔當をしてゐました。
その時に感じたことは、まさにcoollifeさんの仰る通り、「自分の内面外観を客観的に見て、それを整えるという習慣」が學生には足りないといふことでした。
特に、自己分析が出來てゐる學生とさうでない學生は、5分も話せばわかつてしまひます。
面接マニュアルといふものは確かに必要かもしれませんが、それ以前に、自分を客觀的に見つめることと、自分がどういふ人生を歩みたいのかを眞劍に考へておいて欲しいですね。

學生の皆さんが社會への第1歩を順調に歩みだせますやうに!

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頑張ります。 (のりひこ)
2007-05-12 23:45:53
北大の4年生も今みんな就活で忙しく部活に来てない人がたくさんいます。
実際にどう中身が変化したかは僕は分からないけど、うちの先輩も是非みんな希望する就職先に決まって部活に戻ってきてもらいたいものです。
そして、僕も3年後か5年後か分からないけど、しっかり希望した就職先が決まるよう頑張ります!
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先生へ (ぐりうり)
2007-05-13 12:25:26
私も会社で新入社員等の面接官をしていました。

ただ、うちの会社は地元でも有名な(?)みょうちきりんな会社ですので、学校で教えられたと思われる「弊社希望の動機は?」とかではないのです。
いや、勿論それもしますけど、

・イス並べタイムトライアル
・あいさつ練習(でかい声で)
・入社希望の学生同士の苗字覚え練習

・・・等々、学生さんから見れば「なんじゃそらー!!!」というようなことをさせます。
そうすると見えてくるんですね。協調性があるか、即座に順応できるか、などが。
まあ内勤(工場作業)がメインの面接なので、動く人がよい、と言う社長の考えらしいのですが。

「面接の練習」だけでなくて、普段の生活から身に着けてもらいたいものだと思います。

・・・ただ、普段からそういう礼儀の手本となるように振舞わなくてはいけない立場としては・・・大変だったっす。(←悟れておらず)



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>仙丈さん (coollife)
2007-05-13 14:53:02
面接なんかでも、こんなことを聞かれたら、こういうことを答えればよい、というハウツーに頼ろうとする傾向が強いですね。
まず、自分が本当にその会社に入りたいのか、なぜ入りたいのかを真剣に考えていないのです。
だから、ひととおり答えることはできても、二の矢、三の矢がつげないわけで、すぐボロが出ちゃう。
何社か受けて落ち着きが出てこないとダメなようです。
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>のりひこさん (coollife)
2007-05-13 14:56:46
君にコメントもらうとなんだか照れますね。
おおいに期待していますよ。
期待するのも親の楽しみのひとつですから。
でも、健康にだけは気をつけて欲しいと思います。
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>ぐりぐりさん (coollife)
2007-05-13 15:08:45
採用担当ということでいろいろご苦労があった事と思います。
とにかく、人の模範となるということは疲れることですしね。
面接後の学生の話を聞いていると、協調性を見せたいのに、協調性とはどういうものかがわかっていないから、自分がどう動けばいいかが判断できず、結局墓穴を掘っちゃう事が多いようです。
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