「嗤う闇」乃南アサ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/a8/aeff9bfdba698e7e5762b9c9361a9777.jpg)
直木賞を取った「凍える牙」と同じヒロイン、音道貴子が活躍するのですが、こちらの小説は4つの物語からなる短編集です。
巡査部長に昇進して、所轄の刑事として隅田川東署に移動した貴子の奮闘記。
場所柄か、発生する事件は殺人や強姦など、目を背けたくなるようなものばかりなので、純粋にエンタテイメント小説として、万人が楽しめるかというとそうではなさそう。こういうハードボイルドなのが好きな人じゃないと楽しめないかな。
ただ、今回は、貴子の恋人の昴一君が折々に顔を出して、貴子の相談相手になり、このシーンが小説全体の「閑話休題」的な一息つく雰囲気を醸し出し、良い感じで陰惨な事件の救いとなっている気がします。
最後の物語が、本の表題ともなっている「嗤う闇」で、やっぱりこれが出色の面白さですね。
連続強姦魔事件なのですが、恋人の昴一君が、事件に巻き込まれる展開になり、ありゃりゃって感じですが、恋の行方にどう災いするかあるいは...
乞うご期待です。
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直木賞を取った「凍える牙」と同じヒロイン、音道貴子が活躍するのですが、こちらの小説は4つの物語からなる短編集です。
巡査部長に昇進して、所轄の刑事として隅田川東署に移動した貴子の奮闘記。
場所柄か、発生する事件は殺人や強姦など、目を背けたくなるようなものばかりなので、純粋にエンタテイメント小説として、万人が楽しめるかというとそうではなさそう。こういうハードボイルドなのが好きな人じゃないと楽しめないかな。
ただ、今回は、貴子の恋人の昴一君が折々に顔を出して、貴子の相談相手になり、このシーンが小説全体の「閑話休題」的な一息つく雰囲気を醸し出し、良い感じで陰惨な事件の救いとなっている気がします。
最後の物語が、本の表題ともなっている「嗤う闇」で、やっぱりこれが出色の面白さですね。
連続強姦魔事件なのですが、恋人の昴一君が、事件に巻き込まれる展開になり、ありゃりゃって感じですが、恋の行方にどう災いするかあるいは...
乞うご期待です。