書く仕事

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「やぶへび」大沢在昌

2016年05月22日 22時54分25秒 | 読書
「やぶへび」大沢在昌


主人公は元警官の甲賀。

警官をやめる羽目になったのは、やくざの女房の女性に,そうとは知らず手を出してしまい、それをネタに夫のやくざからゆすられたことが原因。

身から出た錆なんだか、一事が万事、超がつくほど女運が悪い。

今となっては,やくざまがいの日々を送る甲賀だが、ある日、知り合いから偽装結婚の話を持ちかけられ、50万の謝礼欲しさに引き受けてしまう。

しかし、その相手の中国人女性について何の情報も得ないうちに、彼女がある事件に巻き込まれ,怪我をして,同時に記憶喪失になってしまう。

困り果てて右往左往するうちに彼女を連れ去ろうとする怪しげな連中が次々に現れる。
一体、何者なんだ、この女は!
って感じで、ジェットコースター的に事態が進展する。

なかなか面白かった。
ハードボイルドと言えばハードボイルドだけど、そこはかとないユーモアや、痛快なアクションもあり、意外な結末もあって、楽しめた。

旅のお伴に良いかも!