「ホテルローヤル」桜木紫乃
「硝子の葦」に続き、2冊目の桜木紫乃作品
人生に対する絶望や、屈折した愛情など、どこか捻じれた人間の思いを、北海道の寂れた地にあるラブホテルを舞台に描いた文芸作品。
舞台が舞台だけに、そういうシーンはたくさん出てくるけど、エロティシズムとは程遠い乾燥した描写になっている。
これから大人になろうとする青少年には、逆の意味でよろしくない。
逆の意味というのは、恋愛とかセックスとはなんてつまらないものなんだろうと思わせてしまうかもしれないから。
いずれにしろ、夢を持て、社会にはばたけと日頃言っている教師が若者に薦める本ではないな。
ただ、こういう人生を送らざるを得なかった人が、もしかしたら世の中には居るかもしれないという社会勉強の教科書にはなるかもしれない。
2013年の直木賞受賞作。
「硝子の葦」に続き、2冊目の桜木紫乃作品
人生に対する絶望や、屈折した愛情など、どこか捻じれた人間の思いを、北海道の寂れた地にあるラブホテルを舞台に描いた文芸作品。
舞台が舞台だけに、そういうシーンはたくさん出てくるけど、エロティシズムとは程遠い乾燥した描写になっている。
これから大人になろうとする青少年には、逆の意味でよろしくない。
逆の意味というのは、恋愛とかセックスとはなんてつまらないものなんだろうと思わせてしまうかもしれないから。
いずれにしろ、夢を持て、社会にはばたけと日頃言っている教師が若者に薦める本ではないな。
ただ、こういう人生を送らざるを得なかった人が、もしかしたら世の中には居るかもしれないという社会勉強の教科書にはなるかもしれない。
2013年の直木賞受賞作。