書く仕事

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ホリエモン逮捕

2006年01月24日 22時28分36秒 | 日記
個人的には,ホリエモンファンです.
テレビとかで話してるのを聞いてると,筋が通っているんですよ.
独善的な思い込みもないし,どちらかというと,サラッと生きている気がする.いわゆる成金的なクサみがないんですよね.
たとえマネーゲームと言われようが虚業と言われようが,自分の実力だけで勝負してきているじゃないですか.
実力といっても,政治家みたいに押しの強さとか相手をねじ伏せる力ではなくて,正しいスイッチを押す能力っていう感じかな,それがあったから連続正解でお金がたまったみたいな.
つまり,自分の才能を生かして,マネーを増やしたということですね.
そういう意味で,実業家というより,芸術家とか囲碁将棋の名人みたいな形で財を成したのに近い気がするんだなあ.松下幸之助より羽生名人に近いというと少しずれてるかもしれませんが,感覚的にはそう思えます.
ライブドアの社長日記をみていると,彼の日記に対するコメントが,昨日1日で6570件ですよ.6570件!!!!!.中身を見てみると,8割くらいが応援メッセージです.2割くらい悪口が書いてある.たぶんコメントを残すのは若い人が多いと思うので(根拠はないですが),多くの若者が彼の生き方に共感というのか,理解を示しているようです.
「信じていますが,もし本当に悪いことをしたなら,ちゃんと償ってから,またやり直して下さいね」って言うのがコメントの大勢ですね.
でも,テレビの報道を見ていると,「これを戒めにして,若い人は地道に働いてほしい」的な高齢者の発言が多いです.明らかに世代間でズレが感じられます.
風雲児だと思いますね.
例えば,プロ野球が改革され人気を取り戻しつつあるのは,古田敦也前選手会長の力もありますが,きっかけを作ったのはホリエモンと三木谷楽天との東北対決だったし,フジ買収劇では日本のM&Aにおける法律上の欠陥を明らかにして,法体系の見直しのきっかけを与えてくれました.
考えてみればすごいことをやってきているんですよ,この御仁は.単なるマネーゲーマーではありません.ホリエモンが気付いて切り込んできたのは今の日本の弱点そのものなんです.
旧態依然としたモラルと体制に守られた危ういお城なんですね日本は.
これに気付かないと政治も司法も誤った判断をしてしまうような気がします.
いかんいかん,ちょっとオーバーヒートしました.
頭を冷やすために焼酎ロックで一杯やろうっと.
( ^^)/▽