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歩くことが唯一の趣味ですから。

国立公文書館

2017-10-14 | Weblog
千代田区の北の丸公園にある国立公文書館にいってきた。公文書を一般公開しているところで、10月7日から
11月5日まで日本とデンマークの国交樹立150周年記念展を開催する(入場無料)にあたり、会期前の内覧会に
呼ばれたので、その日は仕事が休みだったけど上野からタクシーですべりこんだ。上野でも同じときに内覧会が
あって、休みだから会社には行かないけど忙しかった(笑)。


徳川慶喜の直筆の署名と印がある

国交を樹立した1967年の国王は、徳川の十五代将軍だったから、批准書にその署名と印があった。徳川慶喜は
源慶喜と署名している。印の「経文緯武」というのは、文武両道を兼ねた理想的な政治の姿の意味。


その年の調印書の両国全権の署名

デンマーク側が上のほうに横書きしたでござるから、日本側はどこに書けばよいでござるか3人で協議して、
すぐ下に縦書きで並べたのでござろう(推測)。国交を結ぶ文書など見慣れてないから物珍しいのだけれど、
どうやら書くほうの人たちも慣れてないようで、噛み合っているような噛み合っていないような感じが面白い。


これはまたびっしり文字で埋め尽くされている!

公文書じゃなくて私信。デンマークといえばアンデルセン(発音はアネルセンに近いらしい)。その書簡という
ことだけれど非常に細かい性格だったんでしょうね。何という恐ろしい男だ……。


マッチ売りの少女が小娘になってる

アンデルセンもびっくり。デンマークは寒いから小娘が凍えて死ぬかもしれないが、さて、日本ではどうかな?
貧しくてもマッチがあれば燃やす木ぐらいそこらじゅうにあるし……。


新幹線でひろしま美術館にやってまいりました。

ガロや朝日ジャーナルに前衛的なマンガを発表し、絵本はいい紙に印刷してもらえるからうらやましいと思って
1973年『やっぱりおおかみ』で絵本作家になった佐々木マキの企画展へ。男性でも女性でも通るペンネームを
あえてつけたというけれど、本人の映像はこんな感じ。


生きて動いてる姿を見るのは初めてだった……

こちらはプレス内覧会でも何でもなく、一般客として入場してるから展示物の写真は残念ながら撮影できない。
『ピクルス街異聞』と『やっぱりおおかみ』の原画を全点、見ることができた。


『やっぱりおおかみ』の、おおかみ

このためにわざわざ広島まで行こうか行くまいか迷わなかったわけではない。でも、行ってよかったと思った。
もちろん、ついでに神社をまわって絵馬を見たり、お好み焼きを食べたりはしている。


空がゴロゴロ鳴りだして1時間ほど豪雨が降った

仕方がないので美術館のカフェでコーヒーでも飲みながら、持ってきていた本を読んだ。最後まで読んだころ、
空を見たら明るくなっていたので、そのへん散歩しようと思った。


歩いてみたら原爆ドームがすぐ近くにあった

何度も見たことあるけれど、もしかしたら路面電車から眺めるだけで、真ん前に立つのは初めてかもしれない。
たくさん観光客がいるので、すぐおさらばした。


路面電車のある町はいいな
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