散 歩 B L O G

歩くことが唯一の趣味ですから。

久能山東照宮

2011-11-16 | Weblog
サンダル履きで日本平を登って、左足のうらのマメがつぶれたのは誤算だった。さらなる誤算は
「日本平のような観光地にいけば、そば、うどん、カレー、その他、なにか昼食がとれるだろう!」
という期待で、たしかに食事処はあったけれども、観光バスで運ばれてきた団体客に占拠されて、
「満員につき個人客おことわり」の状態になっていた。やむをえず、ロープウェイで海側へ下る。


ロープウェイで下りると、久能山東照宮

2010年12月(つまり最近)、国宝に指定されたばかりの久能山東照宮がキンキラキンの葵の紋で
観光客を待ち構えている。なんだろう、この居心地の悪さ。


自慢げに「国宝指定」って書いてある

もともとは信玄が駿府を攻める際、ここに築いたのが久能山城で、のちに家康が駿府入りすると、
平地の駿府城になにかあったら久能山城に立てこもる備えをしていた。家康の没後すぐ、遺体が
この地に運ばれて「久能山東照宮」になり、11か月後に久能山から日光まで再び遺体が移されて
「日光東照宮」ができた。日光ばかり目立ってたから、国宝になってうれしいにちがいない。


だからって、参拝初穂料はちょっと

お寺はいやしくも修行の場だから、ところにより拝観料を求めるのも致し方ないとしなくもないけど、
神社はね。お金を徴収するほうも違和感あるらしく、参拝初穂料なんて造語ひねり出してる。


だいたい中はこんな感じ

お金を払ってまでお参りする気はしないなあ。「やーめた!」と心に決めて、ふと見ると神社の境内に
侍装束の人が……。


威張って下りてきて社務所に入っていく


続々と社務所に入っては、高笑いしてる

撮ってるときは気づかなかったが、お姫様ふうの人のすぐそばにいるのは、もしかして忍者ですか?
ものすごい速さで動いているから肉眼じゃ見えない忍びをカメラがとらえたとか?


久能山からは、駿河湾が見渡せる

山城だったと思いつつ石段を下りていくと、眼下に駿河湾が広がる。海のない甲斐から駿河にきた
信玄の目に、この眺めはどう映ったのだろうか。ちなみに海岸の近くにはビニールハウスが並び、
およそ8kmにわたってイチゴが栽培されている。(通称いちご海岸通り)


たしかに神社というより城という感じ


大軍が押し寄せにくいようになってる


上ってくる敵を討ち滅ぼしやすいかも


ここまで下りてくると海はすぐそこ!

日本平で食いっぱぐれた昼ごはん、ここまで下りてやっと食べることができた。丼もの頼んだら、
お茶がとてもおいしくて印象に残ってる。丼はそうでもなく普通だった。

しずてつジャストライン、という名の路線バスを乗り継いで静岡まで戻り、そこから新幹線ひかりで
ピューッと帰った。


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