特殊清掃「戦う男たち」

自殺・孤独死・事故死・殺人・焼死・溺死・ 飛び込み・・・遺体処置から特殊清掃・撤去・遺品処理・整理まで施行する男たち

コメント

2006-12-07 15:24:45 | Weblog
「仕事とは言え、よくやりますねぇ」
依頼者の中には、そんな類のコメントを言う人が少なくない。
私は返事に困るので、ほとんどの場合で黙ってうなずくだけに留めている。

意地悪な気持ちで言う人もいないではないだろうが、それに対して私がムカつくことはほとんどない。
言う人にとっては、正直な気持ちなのだろうから。
また、そんなコメントも、冷たい社交辞令に比べればマシに思える場合もある。

私は、もう何年もこの仕事をやっているわけで、そんな事を言われても著しく気分を害するようなこともない。
ただ、メンタル的に弱っている時にそんな事を言われてしまうと、ちょっと落ち込む。

以前のブログでも軽く触れたことがあるが、中年・年配女性の中には泣きだす人もいる。
私の職業や仕事内容を知って、驚嘆・同情・嫌悪の感情がミックスされ、自分でも訳の分からないまま涙がでてしまうのではないかと思う。

死体業、その中でも特掃はとりわけインパクトがあるみたいだ。
かく言う私だって、この仕事を知った(知ってしまった)当初は、
「へぇ~!世の中にはこんな仕事があるんだ!」
と、衝撃を受けたものだった。
ただただ驚き、「あくまで他人がやる仕事」「他人事」として捉らえていた。

しかし、何の因果だろうか、それがバッチリ・ドップリ自分でやるハメになっている。
今になると、苦笑いしかでない・・・トホホ。

「ムカつく」と言えば、代金を払わない依頼者。
普段は温厚な私でも(?)、払うべき金を払わない人にはムカつく。
信じられないかもしれないけど、実際にいるのだ。

代金の未収を防ぐために前金制・頭金制でやっているのだが、これは原則的なもの。
困窮している様を前面にだされて作業を懇願されると、こっちだってムゲには断れない。
冷たくなった人ばかりを相手にしていても、少しは温かい心を持っているつもりの私。
怪しい雰囲気(人物・人柄)は、予めだいたい分かる。
だから、安易に相手を信用する訳ではないけど、ついつい情にほだされてしまう。
もちろん、後払いでもキチンと払ってくれる人がほとんど。
しかし、残念ながらそうでない人もいる。

「人に汚い仕事をさせ、ウソをついてバックレる」
まったく、イヤな世の中だ。
こんな人は、ごく一部の人間だけと思いたい。


話は全然変わるが、書き込みコメントの公開・非公開について私からも説明しておこう。
今回、管理人がコメント公開サイトを新設したことにつき、その趣旨・情報が錯綜しているみたいだから。

管理人は、今回新設したコメント公開サイトを、読者のコメント公開を望む声に応え、読者同士が交流・情報交換をする場として立ち上げたらしい。
「・・・らしい」と言うのは、これは私の発案ではなく管理人の提案を私が了承した経緯があるからだ。

書き込まれるコメントは、文の長短に関わらずそれぞれに味がありドラマがある。
重みがあり、勉強になり糧になる。
「その価値を、少しでも多くの人と共有できれば幸い」
と言うのが管理人の趣旨。

以前、コメント欄が荒れて気分を悪くしたことがあるので、正直なところ私はコメント公開については消極的だ。
そして、放っておくと、新設サイトも荒れてくる可能性は充分あると思う。
ま、あとは荒れないように管理人がシッカリ管理してくれることを望む。

したがって、コメントの公開を望む人は新設のコメント公開ブログの方へ、コメントの公開を望まない人は従来のコメント非公開ブログの方へ書き込んで欲しい。
私は、両方の書き込みを閲覧する。
ただし、何日か遅れて見るのが常だけどね(管理人は、ほぼリアルタイムに見ている)。
また、自分で直接書き込むことはしないので了承を。

私は、本ブログを携帯電話を使って書いて(打って)いる。
以前は、時々PCを使っていたけど、今は全て携帯電話。
外で働くことが多いデスワーカーにとっては、携帯電話の方が便利。
お陰で、携帯の文字打ちは女子高生レベルにまで達しているかも。
アップした状態を想像しての改行も、上手にできるようになった。
ただ、欲しい漢字がだせなくて、仕方なく類似漢字を転用することはある(おバカなのは、私じゃなく携帯電話の方だからね)。
明らかな誤字脱字は、私のミスだけどね。

何はともあれ、公開or非公開、どっちのサイトでも構わないので、これからもヨロシク。

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