市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

夏星の夜空穏(おだ)しく澄みわたる嘘なき世界が頭上に光る

2021-08-04 20:55:00 | Weblog

 夜空に。

 


 モナリザ、鉛筆模写。




 最近時間をかけて読んで、とても豊かな知識と理解を貰った本。

 ヴィルヘルム・ヴォーリンゲル、「抽象と感情移入」

 32年ぶりに再読熟読できた。哲学などは廃れてしまったデジタル現代かもしれないが、それだけにいつも漠然と感じていた、現代アートの歴史的位相の不透明感に、この名著が、かなり明晰な理解を与えてくれた。
 ヴォーリンゲルの思索に従えば、それは気楽なゆるい話ではないけれど、私は長年の曖昧感が消えてすっきりした。やはり大局や普遍的な観点からの哲学美学は、人生の時間を豊かにしてくれる。

 難解な書物だが、おすすめ^_^

 感謝。


コメント
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