夜空に。
モナリザ、鉛筆模写。
最近時間をかけて読んで、とても豊かな知識と理解を貰った本。
ヴィルヘルム・ヴォーリンゲル、「抽象と感情移入」
32年ぶりに再読熟読できた。哲学などは廃れてしまったデジタル現代かもしれないが、それだけにいつも漠然と感じていた、現代アートの歴史的位相の不透明感に、この名著が、かなり明晰な理解を与えてくれた。
ヴォーリンゲルの思索に従えば、それは気楽なゆるい話ではないけれど、私は長年の曖昧感が消えてすっきりした。やはり大局や普遍的な観点からの哲学美学は、人生の時間を豊かにしてくれる。
難解な書物だが、おすすめ^_^
感謝。