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時悠人chosan流処世術

★アフター・コロナ社会(番外編1):全面解除は?

2020-05-26 08:11:09 | 日記・エッセイ・コラム
 WHOのテドロス事務局長が、死亡率を低く抑えることに成功した日本の新型コロナウイルス対策を称賛した報道に接して、鬱積した不満が少し溶解した。

 国際比較は、諸条件の違いから難しいが、たしかに日本のコロナ感染者の死亡率は、諸外国よりも低い。

 海外のマスメディアが、今まで日本の対策を批判した主な理由は、「①PCR検査実施数が国際水準を下回る、②都市閉鎖をしない、③移動や外出制限が緩い」ことだった。

 しかし、最近、ブルーバーグは、「政治のリーダーシップが欠けているため、医師や専門家が前面に出ることが出来た」と報じ、ガーディアン紙は、「台湾や韓国などと違う、もう一つのコロナ対策のサクセス・ストーリーと言える」と論調を変えた。

 一方、オーストラリアのABCテレビは、日本人のハグ・握手等と異なる挨拶の仕方や、清潔を心掛ける生活習慣の違いを指摘した。興味深いのは、オーストラリア政府が、BCG接種の有効性の臨床実験を開始したことだが、有効性は不明だ。

 WHOや海外メディアを通じて浮かび上がるのは、「日本政府ではなく、国民がコロナに負けていない」ことで、「日本モデル」で成功したと言うのは、いささか早計に感じる。

★アフター・コロナ社会(完):変容は必然

2020-05-25 08:08:53 | 日記・エッセイ・コラム
 コロナの脅威は、当分、去らないが、終息後の社会経済活動や生活スタイルは、必然的に、今までと違った形態をとらざるを得ない。

 マスク不足を通じて、多くの物を中国に依存する脆弱さを知り、ボーダレスに拡大するグローバル経済のリスクと限界も学んだ。

 日本政府が、リスク・マネジメント上、国内で材を賄うように舵を切れば、外国人を労働力不足の便法としてではなく、移民政策と真摯に向き合う必要が出てくる。また、内製化に伴うコスト高は、インフレへと進む可能性を含むことも否定できない。

 一方、オンライン・ショップやテレワーク、テレビ会議等が日常化すれば、IT時代に即応したエネルギーの供給問題も不可避になる。加えて、ドライブ・スルーやテイク・アウトが主流になれば、ごみ処理問題が、今まで以上に重くのしかかってくる。

 ざっと思いつくだけでも、社会構造の大転換を余儀なくされる環境が揃っている。

 世界経済が停滞し、原油価格が暴落した結果、労せずして温暖化に一定の歯止めがかかった。子育てに忙しい環境大臣は、今こそ、能力を発揮するチャンスなのだが、、、。

★アフター・コロナ社会③人的交流の基本

2020-05-24 08:17:30 | 日記・エッセイ・コラム
 日常生活において、「ソーシャル・ディスタンス」ほど、現実離れした概念は無いと思う。

 コロナ対策としての暫定的措置であれば、やむを得ないが、「新生活様式」の基本だと言われると、人間性を否定されるようで、抵抗を感じる。

 たとえば、ホテルの自動チェック・イン(アウト)や、各種ドライブ・スルーは、衛生的にも機能的にも有効なので、主流になっても抵抗はない。

 しかし、雀荘で2m離れたり、1人か2人の客しか入れない居酒屋や、横並びで人形を挟んで食べるレストランを想像するとぞっとする。オンラインによる宴会やライブ、演芸等は、一時的な好奇心を刺激しても、すぐに飽きられ、廃れる。

 人間の感情は、その場に流れる空気に左右されるので、フェイス・ツー・フェイス抜きに、人間社会の交流は成り立たない。

 AI・IOT万能時代になろうとも、人間性を否定するツールは、必ず、淘汰されると確信している。

★アフター・コロナ社会②政府の自浄&自助

2020-05-23 07:42:00 | 日記・エッセイ・コラム
 一夜明けたら、妻は、惰眠をむさぼる私をしり目に、早朝ジョグから帰り、「昨夜は、コロナかと思った」と、人の心配も知らぬげで平然としていた。これが現実か!で済ませぬ現実もある。"(-""-)"

 正常な社会経済活動の再開に向けて、自治体ごとに、独自の取り組みが加速している根底には、ヘドロ状に蓄積した中央政府に対する不満・不信がある。

 「二律背反」ともいえる医療対策と経済対策のバランスをとる難しさに葛藤している状況下で、「気のゆるみ」を連発する上意下達の言動が、不信感を煽る。

 アフター・コロナの生活への移行の鍵は、住民に近い組織活動が握っている。

 政府が、自治体の自由度をふやし、民の知恵に足かせとなる、余計な口出しを控えれば、展望が拓ける。

 政府には、各界代表の専門家集団にアフター・コロナの社会を展望した「新時代のビジョン」の策定をゆだね、政局中心の政治運営の自浄作用と自助努力を熱望する。その謙虚さも失うようでは、、。☹

 

★アフター・コロナ社会①プロローグ

2020-05-22 09:01:32 | 日記・エッセイ・コラム
 昨日は、あまりにも重大ニュースが多く、頭の中を整理できないもどかしさを感じている。

 夏の甲子園高校野球の中止は、かける言葉もない。慰めの言葉は、一時の気休めでしかなく、これが人生としか言いようがない。

 黒川検事長の辞任劇は、超エリート官僚の哀れな末路で、「満つれば欠ける」の典型例だ。前代未聞の定年延長という手法を弄した安倍総理の心中は、、、?

 陽性反応で、自宅待機中にパチンコ店で濃密な時間を過ごしても、議員辞職しない厚顔無恥な金沢市議。

 「あれもコロナ、これもコロナ」と、人智が及ばぬ世界の大きさ・不思議さを思い知る。

 私にとっては、昨夜、妻が夕食後、「寒気がする」と電子カーペットに横になり、毛布をかぶって寝入ったことが一番、重い現実だ。まさか?真坂?"(-""-)"