WHOのテドロス事務局長が、死亡率を低く抑えることに成功した日本の新型コロナウイルス対策を称賛した報道に接して、鬱積した不満が少し溶解した。
国際比較は、諸条件の違いから難しいが、たしかに日本のコロナ感染者の死亡率は、諸外国よりも低い。
海外のマスメディアが、今まで日本の対策を批判した主な理由は、「①PCR検査実施数が国際水準を下回る、②都市閉鎖をしない、③移動や外出制限が緩い」ことだった。
しかし、最近、ブルーバーグは、「政治のリーダーシップが欠けているため、医師や専門家が前面に出ることが出来た」と報じ、ガーディアン紙は、「台湾や韓国などと違う、もう一つのコロナ対策のサクセス・ストーリーと言える」と論調を変えた。
一方、オーストラリアのABCテレビは、日本人のハグ・握手等と異なる挨拶の仕方や、清潔を心掛ける生活習慣の違いを指摘した。興味深いのは、オーストラリア政府が、BCG接種の有効性の臨床実験を開始したことだが、有効性は不明だ。
WHOや海外メディアを通じて浮かび上がるのは、「日本政府ではなく、国民がコロナに負けていない」ことで、「日本モデル」で成功したと言うのは、いささか早計に感じる。
国際比較は、諸条件の違いから難しいが、たしかに日本のコロナ感染者の死亡率は、諸外国よりも低い。
海外のマスメディアが、今まで日本の対策を批判した主な理由は、「①PCR検査実施数が国際水準を下回る、②都市閉鎖をしない、③移動や外出制限が緩い」ことだった。
しかし、最近、ブルーバーグは、「政治のリーダーシップが欠けているため、医師や専門家が前面に出ることが出来た」と報じ、ガーディアン紙は、「台湾や韓国などと違う、もう一つのコロナ対策のサクセス・ストーリーと言える」と論調を変えた。
一方、オーストラリアのABCテレビは、日本人のハグ・握手等と異なる挨拶の仕方や、清潔を心掛ける生活習慣の違いを指摘した。興味深いのは、オーストラリア政府が、BCG接種の有効性の臨床実験を開始したことだが、有効性は不明だ。
WHOや海外メディアを通じて浮かび上がるのは、「日本政府ではなく、国民がコロナに負けていない」ことで、「日本モデル」で成功したと言うのは、いささか早計に感じる。