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時悠人chosan流処世術

★間違いだらけのコロナ対策④首長の評価

2020-05-17 07:44:15 | 日記・エッセイ・コラム
 新型コロナウイルス対策で、毎日新聞社と社会調査研究センターが実施した全国世論調査は、トップ・ツーの指導力不足を如実に反映する結果となった。

 ランキング1位の大阪府知事は、「大阪モデル」が評価され、2位の東京都知事、3位の安倍首相を大きく引き離した。判断基準の正確さでは無く、指標の明確さが、安心感を与えた。今頃、「東京アラーム」を出しても、周回遅れのパフォーマンスに過ぎない。

 さて、私は、岩手県知事をトップに推したい。ユニークな施策は見当たらないが、全国で唯一、「感染者ゼロ」を維持している。これは、平常時から、知事と県民の信頼関係が強いから達成できていることで、その行政手腕を高く評価したい。

 また、和歌山県知事のPCR検査体制確立も評価に値する。済生会有田病院で、医師と患者が感染した時、政府の指針では「中国への渡航歴」か「重症者」だったが、無症状の人も含めて関係者全員のPCR検査(474人)を行い、拡大を未然に防いだ。

 政府が、検査体制や検査数を確保できずに、オーバーフローで医療崩壊を招くと言い訳している間に、和歌山方式でクラスター化を防いだ業績は大きい。

 ともすると、世論調査は、マスコミへの露出度と知名度を反映するので、鵜呑みにしない方が無難だ。