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時悠人chosan流処世術

★間違いだらけのコロナ対策(完)コロナのお土産

2020-05-18 07:49:50 | 日記・エッセイ・コラム
 政府は、経済のV字回復を目指すというが、コロナ・ショックは、リーマン・ショックと違い、日本社会全体を土台から揺るがしており、不可能に近い。

 多くの国民が、コロナ規制に我慢を重ねているのは、一日も早く、普通の生活に戻りたい一心からで、決して贅沢な話ではない。

 ついては、内閣府の試算では、30年後の人口は、約4,000万人減り、8,000万人台に突入し、そのうちの4割以上が65歳以上の高齢者になるとしている。

 人口が減少すれば、GDPの三分の二を占める個人消費が自ずと減るので、経済成長一辺倒の政策の限界を見極め、8,000万人時代に合致した「持続可能な社会」構築が必要になる。

 その為には、安倍総理が拘る憲法改正を、「私権を脅かすような事態に備えて」ではなく、「人口8,000万人時代の社会規範」として議論するなら大賛成だ。

 9条問題に矮小化せず、25条の(1)「すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」(2)「国は、すべて の生活部面について社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」 を軸に据えろと、コロナが囁いている。

 同時に、我々自身、この機会に、政治と生活の関係について、今まで以上に関心を持ちたい。