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プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★おせっかいの功罪

2017-07-20 08:37:02 | 日記・エッセイ・コラム
 イート・イン・コーナーの給水機に手が届かない女児をみて、紙コップに入れてあげたら、嬉しそうな顔をして、椅子に座って行儀よく飲み始めた。

 きっと、母親の買い物が終わるのを待つうちに、喉が渇いたのだろうと、その場を後にした。

 しばらくして、母親から水を飲んだことや、知らない人と口をきいたことを叱られていないかと、気になった。母親の考え方や躾け方を知らずに、私の一方的な親切心を押し付けたのだとしたら、、、。

 「小さな親切 大きなお世話」と題した小説すら出版される世の中では、何を基準に「是か非か」を論じたらよいのか、、。と、暇を持て余す老人の贅沢な悩みが頭を駆け巡った。

 人間とは、自ら納得しないと行動しない動物であることと、人間社会には、完全理解はあり得ず、相互誤解の上に成り立っていることを価値基準とすれば、気持ちが楽になる。

★金沢マラソン:二度あることは、、、。

2017-07-19 09:05:25 | スポーツ
 金沢マラソンでは、第1次抽選に当選した人が、参加料入金締め切り日までに払い込まない場合、「追加枠」として割り振られることになっているが、今年の入金期限は、6月27日だった。

 6月14日に落選通知を受けた際、「7月下旬までに追加当選者のみにメールでお知らせいたします。」と、添え書きしてあった。

 仮に、追加枠に当選しても、今年は見送るつもりでいたのだが、最終決定するまでは、やはり未練が残る。待てど暮らせど、通知がないので、大会事務局のホームペースを閲覧したら、ナント!「今年は追加抽選しないことに決定した」とあった。

 3年連続の落選が決まり、心の区切りがついたが、日頃の行いが悪いのか、それとも、金沢市長と相性が悪いのか、、、。

 今朝、市長と顔を合わせる可能性が低いコースを走って、気分を一新した。「3度目の正直」ならぬ「2度あることは3度」あった。そして、4度目に向けた長い一年が始まった。

★のど元過ぎても、、、

2017-07-18 09:14:05 | 日記・エッセイ・コラム
 先の東京都議選で、「こんな人たち」発言で、批判された安倍総理だが、悪法「安保法案」の説明時には、「不良とのけんか」を引用するなど、軽薄さが目につく。

 ご本人は、分りやすく説明したつもりでも、引用事例が不適切であれば、誤解や混乱を招く。誰よりも高いレベルを要求される総理大臣の言葉の重みと影響力を謙虚に受け止めて欲しい。

 安倍政権は、この4年間で、機密情報、安保、共謀罪、特区、消費税増税延期等々の重要法案を数の力でねじ伏せた。「のど元過ぎれば、、」というが、総理の場当たり的な発言は、「のど元過ぎても」忘れられない。
★改憲への道筋は王道を歩め
 昨年のこの時期、国会で「安保法案」が紛糾し、学識経験者、ジャーナリスト、SEALDs等の市民活動が盛り上がった。 その際、「次期参院選の争点に」と書いたが、杞憂した通り、自民......

★醒めない悪夢

2017-07-17 09:38:33 | 日記・エッセイ・コラム
 日本列島は、連日、猛暑に包まれているが、来年度の概形予算作業が始まった永田町では、かけ流し湯をふんだんに使って、寒々しい財源を温めようと、錬金術師が暗躍している風情だ。

 お金はあるから使うもので、無ければ使えない。源泉も無尽蔵ではなく、いずれは枯渇する。今の政府は、理屈をつけて借金し、新たな施策でミスを上塗りするのがお好きなようだ。

 一昨年、ギリシャが財政破たんした時、多くの日本人は、病院の診察費無料、大学の学費無料、公的年金の現役時の95%保証等の贅沢な社会福祉制度を指して、「自業自得」と批判した。

 現在の日本政府が進めている政策は、ギリシャが歩んだ道筋と似通っている。好況時に、痛みを伴う改革を断行しない限り、年号が変わる頃には、再度、消費税の再々延期が話題になりかねないと、醒めない悪夢にうなされている。
★老人の世迷言
 闇将軍と言われ、金権政治の権化と批判された田中角栄を描いた石原慎太郎の「天才」が、どうして80万部を超える人気を呼んでいるのか? かつて、角栄を糾弾した張本人が、先見性と器量、バイタ......

★風を読めない政治家は、、、

2017-07-15 09:32:18 | 日記・エッセイ・コラム
 政治家は、時代や社会の風を読めなくなったら、転落の道をたどるのが宿命と心得たい。

 内閣支持率急落で追い込まれた安倍総理が、ついに閉会中審査に応じることになったが、時すでに遅しだ。どれだけ、丁寧な説明を試みても、新事実が出るはずがなく、体裁を繕うだけのこと。

 もともと、黒を白にすること自体に無理があり、二色を混ぜれば灰色になり、こね回せば回すほど、余計、みにくくなる。

 都議選の敗因は、「THIS」と表現した中谷元防衛大臣が、安倍総理に贈った「あいうえお」と「かきくけこ」は、全て総理自身が蒔いた種で、THISに名を連ねた4人とも、細田派(安倍総理は脱会中)の議員。なお、「THIS」は、ドイツ語で「DAS」。「落した権」とも読める。

 共通項は、「上から目線」。派閥に所属する議員は、先輩議員の背中を見てまねるのが必然と考えれば、何ら不思議ではない。

 難しい政策課題が山積する状況下で、政局優先の国会運営は、百害あって一利なしで、ご免蒙りたい。