プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★経済一辺倒政策に歯止めを!

2016-12-22 09:43:17 | 日記・エッセイ・コラム
 ベルリンのクリスマス・マーケットにトラックが突っ込んで、多くの死傷者を出したニュースに、私の数少ない楽しい思い出が吹っ飛んだ。

 近年、日本でもクリスマス・マーケットが開かれ、本場以上に華やかな飾り付けで賑わいをみせる。外国文化に対する受容力に感心するが、反面、日本独自の伝統文化が捨て去られて行くようで、寂しい。

 ドイツで開催されるクリスマス・マーケットの多くは、教会前の広場に設けられ、凍えるような寒さが厳粛さを際立てる。グリューワインで暖をとり、色とりどりのオーナメントを見て歩く趣は、本場でしか味わえない。

 一方、日本政府が、「2020年海外観光客4,000万人」達成を目標とする「お・も・て・な・し」運動に、標識・記号の変更まで登場した。

 海外旅行に出掛ける時、訪問国のマナーや標識等を事前学習している筈で、温泉マーク「♨」を変えるアイディアなどは、卑屈さを感じる。ましてや、カジノで外国人の懐を狙う政策等は、愚劣極まりない。

 
★真のもてなしとは、、

 東京オリンピック招致の際、流行語にもなった「お・も・て・な・し」。それ以来、私の嫌いな言葉の一つになった。 本来、「もてなし」とは、その人に備わった物腰や身のこなし等の知性の......


★北陸新幹線敦賀以西のルート

2016-12-21 13:07:31 | 日記・エッセイ・コラム
 昨日、与党プロジェクト・チームが、北陸新幹線の敦賀以西のルートを小浜・京都経由に決定した。

 個人的には、建設費用・工期・経済比較面で優る米原ルート案が妥当だと思っていた。最も重要な建設コストは、米原vs小浜・京都で、5,900億円と2兆7,000億円と4倍以上の差があり、採算指数でも2.2と1.1で、米原ルートが優った。

 しかし、当初、米原ルートを支持していた石川県が、ある時期を境に小浜・敦賀ルートに変心した。原発もんじゅの廃炉を巡る国と自治体の対立を見ると、政治的な匂いすら感じる。

 生存中に、北陸新幹線で京都や大阪まで行くことはないので、どうでも良いことだが、子供の頃から、「米原は、東海道・北陸を結ぶ交通の要衝であり、北陸本線は、米原・直江津間」と、頭にこびりついているので、小浜・京都経由がしっくりこない。

 北陸新幹線の金沢開業の日は、1年前の3月14日(=円周率)。
社会とは、割り切れない宿命なのかもしれない。

★高齢ドライバーの「断捨離」:番外編

2016-12-20 08:22:38 | 日記・エッセイ・コラム
 物を捨てる時、愛着を絶ち切るのは難しいが、プラス思考にシフトすると、展望が開けてくる。

 旅行に出て、車がないと行動範囲が狭くなるし、荷物を運ぶのも面倒だと言うのは、マイナス思考。

 歩けば、町並みの風情を満喫でき、隠れた名店を探す楽しみもある。愛飲家なら、酒屋で利き酒したり、美味い肴で一杯なんて乙なものだ。
 荷物は、コイン・ロッカーに入れたり、宿泊先まで搬送するサービスだってある。リュックを背負って歩けば、筋トレにもなる。

 しかし、車は運転している限り、事故を避けられない。たとえ、自分がどんなに注意を払っていても、もらい事故に巻き込まれる。

 去年、二度にわたり、車をぶつけられ、その都度「過失割合2割」を負担した。保険会社から、「車を運転していて、過失ゼロは追突位で、2割でいやなら裁判するしかない」と言われて、不満ながら承服した。

 縁起が悪いので、来年2月の車検の際、新車に買い替えようと、査定して貰ったら、自分の思惑の半分だった。事故歴2回が評価損の理由。車は保険で直せても、保険料が高くなるので、自己負担は大きくなる。

 ケチケチ人間らしく、車を持たない生活を苦痛に感じないようになろうと、せっせと環境作りに励むことを決意した。

★高齢ドライバーの「断捨離」(後編)

2016-12-19 09:46:55 | スポーツ
 最初、「断捨離」は、不自由になるかと不安だったが、実践してみると、逆に楽しみが増えた。

 「断」の手始めに、富山・福井両県でのマラソン大会の際、JRに切り替えた。車中で過ごす1時間弱の間に、リラックスしながら走る準備を終えるようになった。

 「捨」も同じで、慣れない土地をカーナビに頼って運転する緊張感から解放されて、車窓の景色を眺めて、コーヒーを飲んだり、まどろんだりと、旅の充実感が増した。

 そして、今年一年、心掛けたことは、「歩く」ことだった。昨年までは、天気の良い日は、車の代わりに自転車を使うことにしていたが、今年は、その自転車をやめて歩いた。あと2週間継続すれば、通年で自転車に乗らない記録を達成する。

 今では、雨や雪の中を歩くことが苦でなくなったので、来年は、ジョグ&ウォークの距離を延ばし、マラソンを完走できるまでに走力を向上させたいと思っている。

★高齢ドライバーの「断捨離」(前編)

2016-12-18 09:58:48 | 日記・エッセイ・コラム
 今年は、高齢者ドライバーが絡む交通事故が極めて目立つが、物損なら笑って済ませるが、人身事故の場合は、深刻だ。

 被害者が若年の場合、不謹慎だが、「これが逆だったら、、」と、わが身に置き換えて、言葉を失ってしまう。

 私自身、大都市に住んでいれば、簡単に踏ん切りがつくのだが、金沢では、車が無いと不便と感じることが多い。そこで、65歳になった時、3段階に分けた「断捨離」を思い立った。

 65~69歳を第一段階として「断」。70~74歳を第二段階として「捨」。75歳以上を第三段階として「離」とした。

 「断」は、1日の最大運転距離100㎞以下、高速道路80㎞/時走行。「捨」は、旅先でのレンタカー利用をやめる。「離」は、返納出来る生活環境の確立。以上を、実践することを心掛けた。

 現在、「断&捨」は、すっかり定着し、何の不自由も感じなくなった。しかし、最終段階の「離」は、かなり厳しいハードル。「捨」の半ばを過ぎ、返納の時期を思案しながら、越年する。