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時悠人chosan流処世術

★IRは亡国の愚策!!

2016-12-07 08:46:32 | 日記・エッセイ・コラム
 お蔵入りしていた「IR(統合型リゾート)」法案が復活し、12月14日にも成立? いくら議員立法だといっても、審議時間が短すぎる。

 アベノミクスの成長戦略の柱の一つだったTPPの成立が困難になった途端、IRにすり替わった印象を受ける。

 カジノの代表格ラスベガスの売上高は、わずか2兆円弱。世界一のマカオにしても、3.5兆円で、最近、中国人客が減少し、かげりが見えていると言う。韓国では、17か所で2,800億円に過ぎず、一部、ゴースト・タウンになっている。

 一方、日本のギャンブル事業は、すでに競馬・競輪・競艇・TOTO・パチンコ・スロット等があって、その売上高は、39兆円にも達する。

 現状でも、ギャンブル依存症や反社会的勢力の介入等の負の側面が指摘されており、カジノには拒否感を禁じえない。

 外国人観光客の懐を狙う算段のようだが、カジノを目的に来日する一般観光客はいない。仮に統合型リゾート施設を容認しても、日本固有のパチンコの方が関心を引く可能性が高く、カジノに拘る必要はない。

 高齢化や人口減が進むなか、カジノ事業の功罪と採算性について、国民的な議論を通じて、慎重に検討する時間が必要だ。